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マリーの果実を我が店に12
サムス・アラン [Mail]
8/17(Fri) 18:54

翌朝

起き出してから特に何もんく無事、セント・アンド
リューにつく。・・・・・しかし

「ひっひっひ、うくっ、ぷあー。お兄ひゃ〜ん、あ
 らひと飲まな〜い?んふ、んふふふ。」

町に入り数分と立たないうちに変な女がリクオに絡
んできた。多分酔いつぶれているのだろう。徹夜あ
けだろうか。

「いっしょに楽しみましょ〜、おごるわよ〜?」

その女の格好がまたすごい。長い黒髪でビギニのよ
うな黒いカッチュウで半分でかかっている豊満な胸、
左胸と左のふとももにそれぞれ黒い三日月が刻まれ
ている。

「気安くリクオにさわんなこのアル中っ!!」
「あんっ」

勿論しゃくに触るミント、女の尻をおもいっきり蹴
飛ばす。

「ひくっ、らーりよう、あんらみたいなガキはおよ
びじゃらいろよぉっ!!」

ミントを殴ろうとして、よろけてこける女。

「いこ、リクオ。」
「・・・そーだな。」

さわらぬ死神にたたりなしである。なにも見なかっ
た事にして先に進む一行。その女はまだ地面でばた
ばたともがいている。

マケドニア行きの船は十時に出発するらしい、あと
一時間ある。一行は町の中央広場に荷車をとめ、四
人でポーカーを楽しんで暇を潰していた。

「フルハウスだ。」

リクオのその手にがっくりと肩をおとすミケとミン
ト。しかし・・・・

「ロイヤルストレートフラッシュですのー。」

上がいた。リクオはしぶしぶと掛け金をティーノに
渡す。・・・その時

「あら〜〜、ポーカぁ〜〜?あらひもまぜてほしい
 な〜。」

どういうわけかさっきのアル中女。

「げっ、ど・・・どっからわいて出てきたのよっ!?」

一歩あとずさるミント、アル中女はうふっうふっ・・と

「こー見えても昔はイカサマのロスちゃん♪で有名らっ
 らのよ〜。」
「いかさまかぁぁぁぁぁいっっっ!!!」

みごとアル中女に延髄蹴りをあびせるミント。武器中心
の戦士とは思えない身のこなしだ。ティーノは眉間にし
わを寄せ

「・・・こ・・・この人とってもお酒くさいですの・・・
 ・・・ん?」

しかしふと気づき

「あら・・・でもなんか不思議な香りがしますの。・・・
 とてもいい香りなんですけど、どこどなく刺のある・・
 ・・・・」
「んっふっふ、わかる〜?」

ティーノに98パーセントウォッカの口臭をぷはーっと
はきかける女。ティーノはぐわーっといわんばかりにも
がく。

「あらひのコロンは特注らの、その辺の金持ちのボンボ
 ンでもそう簡単には手にはいらないわよ〜。」

そしてティーノを掻き抱き

「な・・・なにするんですの・・?」

戸惑うティーノにかまわず

「あらひのコロンのよさに気づいてくれてありがと、ご
 ほーびよん。」

と、ティーノの唇をうばうアル中女。

「・・・・・っっっっ!!!!!」
「・・・・うわ・・・エグぅ・・・・」

気の毒そうに口をおさえるミント。なんといっても98
パーセントウォッカと100パーセントハーブである。

・・・・しばらく沈黙のあと二人の唇がはなれる。

「む・・・・むごい・・・・ですの・・・・」

ぱたっと倒れるティーノ、どうやら失神したらしい。

「ひゃっひゃっひゃっ、そんなに喜んでもらえるとあら
 ひもかんじちゃうわん。」

おかしな高笑いとともにおどりだす女。ミントはため息
をつき

「・・・・ご愁傷サマ・・・。」

三人はとりあえず気絶したティーノをよいしょと荷車に
積み

「・・・そろそろ船にのれる時間でしょ、いっとこうよ。」

ミントの言葉にとりあえずいまの一連は無かった事にし
て荷車をおしはじめる。

「え〜、ひょっろ〜、ポーカーは〜?」

そんな女にミントは中指をたてて

「アル中はパブでも行っておっさん共に遊ばれてなさいよ
 っ!」
「あ〜ん、そんな事いわないで〜。」
「だーっ、あたしらはあんたほど暇人じゃないのよっ、こ
 っちくんなーっっ!!」
「ぶっっ!!」

荷車からマリーの実を一つ取り出してアル中女に投げつけ
る。ごんっといい音がした。ティーノが意識w失ってなか
ったら何するんですのーとやかましい所だろう。
アル中女は倒れ、立てずにうめいているが、

「いった〜い・・・・・でも・・ちょっとイイかも・・・」



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