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- 今を生き抜く獣たち マリーの果実を我が店に - サムス・アラン [8/4(Sat) 6:40]
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マリーの果実を我が店に 終 - サムス・アラン [2/3(Sun) 9:25]



今を生き抜く獣たち マリーの果実を我が店に
サムス・アラン [Mail]
8/4(Sat) 6:40
 
戦神の里と呼ばれているエリスとその東にある、
しゃれた店がたくさん並ぶ、活気のある町セン
ト・アンドリュー。この東西二つに分かれた町
を結ぶ、そこそこ大きな山があった。

その日は、どことなく曇っていた。

ベア・マウンテン山中にて・・・・・。

・・・・・どこか遠くのほうから、ザッ、ザッ、
とゆっくり、しかし確実に小さな足音が近づい
てくる。

深い山道、足音とともに槍を背負った一人の女
が歩いてくる。
そしてそれを獣のようにききつけ、群がってく
るものもまた・・・・。

「よお姉ちゃん、一人たびかい?」

山をあるけば少なくとも二日に一辺は出会うで
あろう山賊達。もはや山の風物である。今回は
三人だ。

「ふん、そんなところだ。」

表情一つ変えることもなく、愛想のない答をか
えす。
山賊達は少し妙に思ったが、その前髪にかくさ
れたやや整った顔、自分ら好みの鋭い目つきの
前にはそれもささいなこと。

「俺たちとこねえか? へへ、あんたならきっ
 といい生活ができるぜぇ。」

別の男が女の体を前身ゆっくりと見比べる。女
のほうは、特にをれを気にするふうでもなく、

「興味ないな・・・。それより貴様ら、ティー
 ノ・ペペロンという女を知らないか?」

山賊達は一瞬首を傾げ、三人顔を見合わせる。
三人ともそんな名前きいたこともないといった
顔をしているが、それでもその中の一人が俺は
しっているんだといった顔で

「おーしってるしってる、俺達についてこいよ、
 そいつの所につれてってやるよ」

そう言い女の手をひこうとするが、女はそれを
瞬時に見破る。・・・というか、はなから信用
していないが、何か少しでも聞き出せたらなと
思っていたようだ・・・・が

「ふんっ、すまん、聞く相手を間違えたようだ」

話をするに値しないと判断したのだろう。女は
一歩下がり、背中の槍をおろす。

その日、とある山中で三人の首なし死体が、母
と息子の一組の親子連れに発見された。



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