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時を越えた宿命〜第3話〜その1〜
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時を越えた宿命〜第3話〜その1〜
GUM
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11/30(Sat) 5:43
PSOオリジナル小説「時を越えた宿命」
《第3話:時を越えた勇者達〜後編》
その日は朝から、みんなが忙しかった。
特にパイオニア2を操艦しているものや、もとはパイオニア1であったセントラルド−ムとの通信を行うものは
準備に余念無く勤めたため最も忙しかったのである。
ここ第5医務室の医療チ−ムの人々はそんな忙しさとは無縁であった。
チ−ムの面々は手直にあるモニタ−を船外カメラに切り替えた。
そろそろ最後のワ−プが終わり、ジャンプアウトする時間であった。
「検査の結果はどう?」
「順調ですよ。でも、暇ですねえ。通信セクションの奴等は徹夜だっていって泣いてましたけどね。」
「それは、当然ね。通信ができなかったら、私たちはラグオルに降りれないもの。」
「それはそうです。しかし・・・・・。」
「船内の全員に告ぐ。」
「あ、総督のお話が始まるわ。もうすぐ、ワ−プ空間を出るのね。」
「船内の全員に告ぐ。私は総督のタイレルだ。
まもなく、我がパイオニア2はワ−プ空間からジャンプアウトし惑星ラグオルの重力圏まで
あと半日行程というところに位置することになる。皆、この1年間良く耐えてくれたな。
全てのモニタ−と船外カメラを直結した。皆がこれから暮らすことになる惑星ラグオルだ。
存分に目で楽しむがいい。」
シティのあちこちにある大型のソリッドビジョンが船外カメラの映像を写し出す。
画面はいまだ灰色のままだ。・・・・・次の瞬間。目の前に大きな星が見えてくる。
その周りにあるのは無数の星の煌き。ワープ空間を出たのだ。
青い海と茶色と緑の大地。一部分だけ整然とした緑色になっているのはセントラルド−ム周辺の一部であろうか。
死滅してしまった本星とはまるで違い、生き生きとしていた。
パイオニア2全員の目が惑星ラグオルに注がれている。
既に惑星としての機能を持たなくなった本星の代わりに長きに渡り探索した結果、移民に最適との答えが出た惑星。
その惑星にいよいよ移住できるのだ。
シンラとセシルも、フィオナの部屋でこの時を迎えていた。
「あれが惑星ラグオルですか〜〜。きれいですねえ。」
「これから、セシルたちも、あそこで暮らすの?」
「ああ、そうなるよ。私とシンラとセシルで住むんだよ。でも、私たちはハンタ−ズ。
一般の人が危険にさらされたときには私たちが守るの。それは忘れてないよね?」
「もちろん。ちゃんと覚えてるもん。」
「そうか。セシルは偉いな。」
「ありがと〜。フィオナちゃん。」
ラルフとクレイも、ラルフの自室の窓辺に座り、惑星ラグオルを眺めていた。
「あれが『惑星ラグオル』かい。これで、狭い船内暮しとオサラバできるってもんだな。」
「まあな。それはそうと・・・・・セシルちゃん達は、どこかな?」
せっかくのラグオルも、ラルフにかかると全く何の感動も起こさないただの星になってしまう。
「また始まったか。一日に一回はそれ言うのな。おまえさんは。」
「しょうがないだろう。好きになっちまったんだから。」
「はは・・・・・。まあ、お前さんの好きにするさ。だが、セシルちゃんの記憶を戻すのが最優先だってのは忘れるなよ?」
「ああ、わかってるさ。俺だってそんなにガキじゃない。」
「ならいいんだがな。」
セシルに初めて会ってから、ラルフはずっとこんな調子だった。
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