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時を越えた宿命〜第2話〜その1〜
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GUM [11/25(Mon) 3:07]
時を越えた宿命〜第2話〜その2〜
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- GUM [11/25(Mon) 3:10]
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時を越えた宿命〜第2話〜後書き〜
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GUM [11/25(Mon) 3:26]
時を越えた宿命〜第2話〜その3〜
GUM
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11/25(Mon) 3:10
「さてと、あんたに似合う服、探さないとね。その間に、シャワ−でも浴びといで。」
「シャワ−?」
「って、シャワ−知らないか。じゃあ、う〜ん。まあ、いっか。一緒に入ろう。どうせ、使い方も教えないといけないんだし。」
「入る?」
「えっとね、体を洗うとこだよ。体の汗を流したり、汚れをきれいにしたりね。」
「はあ・・・。」
「とにかく、今着てるもん、全部脱ぎな。ここにさっき届いた、あんたが着てた服、洗ってあるから、置いとくよ。
それより、もっとゆったりした服があるからさ。それを・・・・っと、おっけ〜。
じゃあ、そっちの小さい部屋へ行こう。そこがシャワ−ル−ムだ。」
フィオナは、マイクを指向タイプに切り替え、そのポイントをシャワールームにした。さらに、スピーカーのレベルを最高にする。
そして、先に入って行った少女の体をじっくりと見た。体の幼さから見ると、少女は大体10才前後であろうか。
それと、体の線の細さに気がついた。線は細いのだが、細いなりに、体を動かす筋肉等はしっかりとついている。
しかし、無駄なぜい肉が全くないため、普通の子よりも余計に細く見えるのだ。
『この子、ニュ−マンじゃないかもしれない。
これだけ細くて、無駄な肉が全くないなんて、いまのパイオニア2では考えにくいからなあ。
でも、そう作られたとしたら?それなら、ニュ−マンかもしれない。いったい、何なんだろう。この子は。』
「あのお、フィオナさん。どうしたんですか?」
全く動かずに、自分の体をしげしげと眺めるフィオナに、少女は、不思議そうに声をかけた。
「ああ、ごめんごめん。あんたの体が、つい綺麗だったんでね。」
陳腐な台詞だなと思いながらも苦しい言い訳をしたが、それには少女は意にも会さなかった。
「使い方、おしえてくれるんじゃなかったんですか?」
「はいはい。まずね、ここのスイッチを操作するんだ。こうして・・・・」
「は〜〜。何かさっぱりしました。久しぶりに、体を洗った気がします。」
「あはは。それはよかったね。それはそうと、使い方、覚えたかい?」
「はい。覚えました。」
今は、少女はフィオナのバスロ−ブを羽織り、ソファに腰を掛けている。
「あんたの名前を決めないとね。記憶を取り戻せば、本来の名前で呼ぶけどさ。それまでは、名前無いと呼びにくいだろ?」
「う〜ん。名前、名前・・・・・。だめですね。思い出せそうにないです。」
「コラコラ、シンディ−にも言われたろ?無理に思い出そうとするなって。」
「はい。ごめんなさい。」
「じゃあ、私が、以前本で読んだ、有名なフォ−スの人達の名前を挙げていくから、気に入ったのあったら、それにしよう。」
「はい。お願いします。」
「いくよ。えっと、『ミュウ』『ヴェゼッタ』『プリン』『ネメライアス』『セシル』『バ−バラ』『シンラ』『レイラス』『コノハ』
このなかにあるかい??」
「最初から5番目の『セシル』って、可愛くて良いと思います。」
「じゃあ、あんたは、『セシル』でいいかな?」
「はい。」
「じゃあ、セシル。あんたには、明日から、少しづつ私たちの言葉、覚えてもらうからね。」
「はい。」
名前が決まったからか、嬉しそうに、返事をするセシル。
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