Turks Novels BBS
〜小説投稿掲示板〜


[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- 裏の仕事はタークスへ! - ウルフ [11/27(Wed) 21:01]
「裏の仕事はタークスへ!」第2話 - ウルフ [11/27(Wed) 21:55]
「裏の仕事はタークスへ!」第3話 - ウルフ [11/28(Thr) 9:08]
「裏の仕事はタークスへ!」第4話(最終話) - ウルフ [11/29(Fri) 7:47]
あとがき - ウルフ [11/29(Fri) 8:08]
Re:あとがき - Fine [11/29(Fri) 11:20]
Re:あとがき - Clement@Shion [11/29(Fri) 18:04]
Re:あとがき - GUM [11/30(Sat) 7:09]
にゃ〜ん - さがら@戦乙女 [12/3(Tue) 19:26]



「裏の仕事はタークスへ!」第3話
ウルフ [HomePage] [Mail]
11/28(Thr) 9:08
やがて、パイオニア2からの転送装置から、ウルフと
さがらの2人のハニュエールが惑星ラグオルの大地へと
降り立った。

そこは密林地帯であった。色々な樹木が生い茂り、色
鮮やかな花が咲いていた。

「うにゃあ〜ん、さあて行くぜ。」

さがらが、水を得た魚の様に、生き生きとして来た。
はっきり言って、彼女は動いていないと気が済まない
性質(たち)である。
会社内でも、常に動き回り、じっとしている事がない。

いつ敵が出て来てもおかしくない状況であるのに、彼女
はあっちこっちへ飛び回り、その旺盛な好奇心を満た
そうとする。

「ほれ、さがら。ぼちぼち敵が出る気配濃厚だよ。」
「にゃ〜ん、わかったぜ〜。」

ウルフは敵が接近している気配を感じとると、素早く
シフタとデバンドのテクニックを発動する。

「サンキューだぜ。」
「あいよ〜。」

ラグオルに降りたウルフは、パイオニア2の会社内の
秘書の顔とは、うって変わったもう1つの顔を見せる。
本人曰(いわ)く、

「アネゴモード」

なのだそうだ。
だが、実際彼女を親しみを込めて「アネゴ」と呼ぶ者
は、社の内外を問わず多い。

「そら、来たぞ。」
「解ってるのだ。」

ウルフが愛用の「ドラゴン・スレイヤー」と呼ばれる
大剣を振るう。
彼女がその武器を一振りする度に、確実に絶命した敵が
足元に転がって行く。
さがらもまた、その小さな体で懸命に敵と戦っている。
ウルフが、その(ハニュエールとしては)恵まれた体で
複数の敵と渡り合っている時、さがらは逆に小さい体を
最大限に生かした戦い方をしていた。

しかし、何分敵の数が多い。直立歩行する植物の化け物
だけでなく、口から炎の固まりを吐く猿やら、さらには
空中から蜂の化け物まで襲って来る。

「ええい、うっとおしい!ギゾンデ!!」

ウルフが蜂の化け物に向かって、電撃系テクニックの
ギゾンデを放つ。
このテクニックは、威力こそ上級のラゾンデに及ばない
ものの、驚異的な射程距離を誇る。
ギゾンデの直撃を受けた、ギーと呼ばれる蜂の化け物が
さがらの方へと、ふらふらと落下して行く。

「さがら、そっちへ行ったぞ。」
「解ったぜ〜。」

さがらは、ギーの方へ駆け寄りながら、持っている武器
で必死にギーにとどめを刺すべく奮戦する。
こうして、少し時間はかかったものの、敵を撃退する事
に成功した。

「さがら・・・。」
「うん?」
「その武器じゃ大変だろう。これ使ってみい?」
「うにゃ?」

ウルフはそう言うと、ダガーに似た武器を、さがらの
目の前に置いた。

「うにゃ!!」

さがらが驚くのも無理は無かった。それは、坑道エリア
に出現する「シノワビート」と呼ばれる、ロボット型の
エネミーの腕を改造した、「シノワビートブレイド」と
呼ばれる武器だった。
もちろん、そうそうお目にかかれる様な代物ではない。
いわゆる、ハンターズの間で言う所の「レアアイテム」
という物である。

「サンキューだぜ。」

さがらは、嬉しそうにその武器を装備した。
早速素振りをしてみる。
ブン、ブン、とフォトンの刃が独特の音を発しながら、
周囲の空気を切り裂く。

「中々良い感じだぜ〜。」

すっかりご機嫌になったさがらを連れて、ウルフは再び
密林の奥へ歩を進めて行った。
やがて、かなり深い所まで来た時、前方に、奇妙な物体
が見えて来た。
見た所、胴体はラグオルの森林地帯で良く見かける、
「ラッピー」という名の鳥に似ているのだが、頭には、
どうやら「カボチャ」をくり抜いた、奇妙なお面(?)
をかぶっているようなのだ。

特別危害は加えてきそうに無いので、ウルフは下手に
関わりあうのはよそうと、遠回りにその場を離れたが、
好奇心の固まりの様なさがらは、面白そうに近づいて
行った。そして・・・

「うにゃああ〜ん!!」

ウルフが、さがらの叫び声に、後ろを振り向くと、

「あれ?さがら!?」

さがらの姿は、影も形も無かった。いくらさがらが
小さいとは言え、すぐ後ろに居るものが、見えない
はずが無い。
ウルフがキョロキョロと周囲に視線を巡らし、さがら
を探していると、

「ウルフちゃ〜ん、ここだぜ〜。」

声がしたのは、ウルフの足元付近からであった。

「さ、さがら・・・!?」

見ると、そこにはウルフのヒザ下程に小さくなった、
さがらが居た。

「あの鳥にいたずらされて、こうなっちまったぜ〜、
 にゃ〜ん><」

ウルフは思わず、

「あちゃ〜。」

っと額に手を当てた。
好奇心旺盛なさがらが、何かやらかすのはある程度予想
出来た事であったが、まさかこんな事になるとは、
さすがにウルフも考えて無かった。

「まさか、あたし一生ずっとこのままか?にゃ〜ん><
 えぐえぐTT」

小さくなってしまったさがら、果たしてこの先どうなる
のか?
伝説のお菓子「ケーキ」は見つける事が出来るのか?

          第3話 了



この記事にレスをつける時は、下のフォームに書きこんでください。
お名前
URL
メール
※SPAM対策のため、メールアドレスは入力しないようお願いします。
題名
メッセージ
パスワード
このツリーを一番上に持っていく

下のボックスにパスワードを入力すると、記事の修正及び削除が出来ます。
パスワード

Tree BBS by The Room