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- 未来の英雄 - じゅん [6/23(Mon) 1:48]
Re:未来の英雄 はじまりの時 - じゅん [6/23(Mon) 2:56]
Re[2]:未来の英雄 力を求めて 愚者 - じゅん [6/23(Mon) 3:46]
Re[3]:未来の英雄 力を求めて 隠者 - じゅん [6/23(Mon) 5:22]
Re[4]:未来の英雄 力を求めて 節制 - じゅん [6/24(Tue) 21:25]
Re[5]:未来の英雄 力を求めて 塔 - じゅん [6/24(Tue) 23:04]
Re[6]:未来の英雄 力を求めて 戦車 - じゅん [6/25(Wed) 1:26]
Re[7]:未来の英雄 力を求めて 女司祭 - じゅん [6/26(Thr) 2:10]
Re[8]:未来の英雄 力を求めて 世界 - じゅん [7/3(Thr) 6:40]
Re[9]:未来の英雄 力を求めて 逆位置 隠者 - じゅん [7/12(Sat) 1:33]
Re[9]:未来の英雄 力を求めて 力 - じゅん [7/19(Sat) 2:32]
Re[10]:未来の英雄 力を求めて 逆位置力 - じゅん [7/19(Sat) 2:56]
Re[11]:未来の英雄 力を求めて 混沌 - じゅん [9/22(Mon) 1:38]
Re[12]:未来の英雄 力を求めて 混沌 2 - じゅん [9/22(Mon) 2:18]
Re[13]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 1 - じゅん [10/10(Fri) 12:18]
Re[13]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 1+ - じゅん [10/10(Fri) 12:46]
Re[13]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 1+ - じゅん [10/10(Fri) 13:04]
Re[14]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 2 - じゅん [12/8(Mon) 6:56]
Re[15]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 3 - じゅん [12/8(Mon) 7:29]
Re[16]:未来の英雄 力を求めて 終焉 持たざる者 - じゅん [12/22(Mon) 4:12]
Re[17]:未来の英雄 力を求めて 終焉 それぞれの攻防 1 - じゅん [12/23(Tue) 1:15]
Re[18]:未来の英雄 力を求めて 終焉 それぞれの攻防 1ーβ - じゅん [1/27(Tue) 12:44]
Re[19]:未来の英雄 力を求めて 終焉 奪取 - じゅん [2/25(Wed) 7:33]
Re[20]:未来の英雄 力を求めて 終焉 再会 - じゅん [5/25(Tue) 5:52]
Re[21]:未来の英雄 力を求めて 終焉 それぞれの攻防 2 - じゅん [7/8(Thr) 10:48]
Re[22]:未来の英雄 力を求めて 終焉 光に染まる闇 - じゅん [9/23(Fri) 8:43]



Re[8]:未来の英雄 力を求めて 世界
じゅん [Mail]
7/3(Thr) 6:40
「やはり、軍が関係してるんですか?」
ファインがティーカップを置く
「ああ、奴等カスタムレイ使ってやがったしな・・」
ヒロは空のティーカップを乱暴に置くと、ポケットから、ちびたタバコを取り出し斜に銜える
「お茶の時間にタバコはだめだよ」
とキラに咎められるが「火は付けねぇよ」と答える

「でも・・カスタムレイ位ならハンターズにも出回ってるし・・
この家にも何丁かありますしねぇ・・」
紅茶をすすりながら、かすみは澄ました顔で言う
「そだね」
お茶請けのケーキを笑顔で頬張りながら、キラも同意する

「それだけじゃねぇよ・・TEAM00特有のフォーメーションアタックで俺はやられたんだ・・間違いねぇ・・」
悔しそうに顔を歪めているものの、手は何故か隣に座っている
かすみの腰に伸びていた
かすみも何食わぬ顔でヒロの手を力一杯つねっている

(少なくとも、軍の機密についての調査だから、軍隊のどこかのチームが
警備に当たっていても不思議は無い・・それにヒロさんからの情報
も信用できそうだしな・・しかし、ヒロさんは敵に正体を見破られている・・・)

ファインは情報をまとめながら紅茶を飲み干すとヒロに告げる
「ヒロさん、やはり貴方は俺と一緒に行くべきではない・・今回は、手を引いてください」

「こうか?」
ヒロは拳を握るとゆっくりと手前に引いた

「そうじゃなくって・・・今回俺に回ってきた依頼です!!
貴方は復讐が目的になってるじゃないか!!」
ファインは声を荒げる

「復讐が目的?当たり前だ!喧嘩屋としてのプライドを傷つけた奴等は俺がこの手で叩きのめす!!
・・あんたは、その後でゆっくりと調査でも何でもすればいいのさ・・・」

重苦しい空気が辺りに漂う
その時
「喧嘩はよくないですよ・・折角のお茶の時間ですし・・それに
協力すれば困難な依頼もきっと達成できますから・・ね?」
フォマールの少女、ルーが二人をなだめようとする

「そうだな、一人で達成出来なかった依頼だ、今回は協力者が多い
方が懸命な判断と言えるだろう。もちろん我々も協力する、相手が軍隊ならば、個人でどうにか出来る依頼でもないだろう」
ジュンが付け加える

「そうだよ、ボクだってハンターの一員なんだから手伝えるよ」

「また、大怪我するかもしれませんからね、私も役にたてそうです
ね、もっともセクハラばっかりするような人には協力しませんが」

「ほら、周りもこういってることだし、ファインさんはおとなしく
調査に集中すればいいのさ」
キラとかすみの言葉を盾にヒロがファインに言う

「・・・・・そうですね・・では今回の依頼『軍の情報操作による
不正な隠蔽、捏造の証拠を突き止めてくれ』というギルドからの依頼を正式に皆さんと一緒に受ける事にします・・よろしく」
ファインは苦笑しながら皆に向って言う

「へへ、素直じゃねぇなぁ」
「よろしくねー」
「うふふ・・・よろしくね」
「宜しくお願いします」
「喧嘩にならなくて、よかったですね」





皆の新たな決意をよそに呑気なフォマール、リューネが
「お茶がおいしいわぁ・・」
と一人、別の世界に行っていた



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