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- タークス小説・信長の野望オンライン編 前書き - ウルフ [3/12(Sun) 19:41]
タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 その1 - ウルフ [3/12(Sun) 21:27]
タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 その2 - ウルフ [3/13(Mon) 6:33]
タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 その3 - ウルフ [3/13(Mon) 7:28]
タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 後書き - ウルフ [3/13(Mon) 7:36]



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タークス小説・信長の野望オンライン編 前書き
ウルフ [Mail]
3/12(Sun) 19:41
今回は、信長の野望オンライン編です。
それでは、登場人物の紹介から。
なお、一部変換不能な文字がありますが、それは
私の責任では無いので、ご容赦を。

片桐サムス
職業 みこ
性別 女

「タークス」のリーダー。
美貌だけで無く、抜群の人間的魅力を持つ、
タークスのカリスマ的存在。
もう一人居る、「サムス アラン」と言う名の
侍との関係は不明。
同一人物か、はたまた・・・?

サムスアラン
職業 侍
性別 女

片桐サムスと並ぶ、もう一人のタークスの
リーダー。
その正体は、謎に包まれている。
片桐サムスと姉妹なのか、それとも・・・?

闇夜孤狼
職業 僧
性別 男

自称「タークス・信長支部世話役」にして、
「歩く信長ガイドブック」。
その自称は伊達では無く、かなりの知識量を持つ。
義理固く、人情に厚い。また非常に世話好きだが、
行き過ぎてお節介になる事も。
女好きなのが玉に傷で、タークス内部で、闇夜に
口説かれてない女性は居ないらしい・・・。
生臭坊主・・・。

疾風の女狼
職業 忍者(くノ一)
性別 女

闇夜の妹。
兄に似て、優しくて世話好き。
また、かなりの美人だが、性格は姐御肌。
本名は不明だが、呼ぶのに困る為、便宜上
「彩女(あやめ)」とでも仮名で呼ぶ事にする。

狼吠美月(本当は吠の字が違う)
職業 みこ
性別 女

闇夜の2番目の妹。
サムス程では無いが、かなりの美貌を持つ。
美人と言うより、可愛いタイプ。
戦闘中のセリフが、かなり痛いらしい・・・。

魅剣闇姫
職業 みこ
性別 女

タークス所属のみこ。
魅剣 京二の妻だが(信長での設定)、旦那は
あまり姿を見せない。
売り子をしながら良く寝てる為、闇夜から
「眠り姫」と、皮肉られている。

エルヴィス
職業 忍者
性別 男

タークス所属の忍者。
詳しい事は不明(忍者だし)。

深林衆熊吉
職業 鍛冶屋
性別 男

タークス所属の鍛冶屋。
以上(っておい

絹ごし豆腐
職業 侍
性別 男

タークス所属の侍。
名前の通り、防御力がちょっと柔らかいかも。

じゅでー弐号
職業 陰陽師
性別 女

タークス所属の陰陽師。
カイザーの嫁。

伊達ルイス
職業 忍者
性別 男

闇夜と親交が深い、武田所属の忍者。
タークスに所属している訳では無い。


なお、物語の背景として、言葉や文字などは、
ややこしくなる為、基本的に現代と同じにして
あります。
また、つじつまをなるべく合わせる為に、一部
私なりにアレンジしてある部分があるので、ご了承
下さい。

最後に、出演を快諾していただいた皆様に、感謝
したいと思います。
勝手に出した人、ごめんなさい。
それでは本編をお楽しみ下さい。
レスをつける


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タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 その1
ウルフ [Mail]
3/12(Sun) 21:27
時は戦国、群雄割拠し覇権を争う時代。
その戦乱の陰に隠れて、妖(あやか)しと呼ばれる
闇の存在が暗躍して、庶民を苦しめ、その生活を
脅かし、悩ませていた。
また、その存在を狩る者も、人目に決して触れる事
は無いが、秘かに活動していた。

名将・武田信玄の治める、甲斐の地甲府において、
「打悪巣(タークス)」と呼ばれる集団があった事
は、あまり深く知られていない。
甲府の中心街から少しはずれた、うらぶれた下町の
居住区に、その本拠地はある。

闇夜 孤狼と言う、一人の僧が居た。
武田家の家老という重職にある彼は、住宅地に広大な
敷地を持つ屋敷を構えており、2人の妹とそこに住ん
でいた。
2人の妹にも家はあるのだが、闇夜の屋敷で繰らす方
が、当然過ごしやすいらしく、闇夜と生活を共にして
いた。
また、タークスの他の人間も、しばしばこの闇夜邸を
訪れ、やっかいになっている。

その闇夜の屋敷に、一人の女性が訪ねて来た。
さらっとした黒髪を後ろに流し、みこの着る千早に
身を包み、手には弓を持っている。
そして、その整った表情と端正な顔。
タークスのリーダー、「片桐サムス」その人である。

丁度その頃、闇夜の屋敷では門前で、闇夜の妹の
美月が、ホウキで掃き掃除をしていた。
サムスの来訪に気がつき、その手を止める。

「こ〜んにちわ、美月ちゃん。(にっこり)」

サムスが、大抵の男はイチコロであろう(一部女性
も含む)、とびきりの微笑みを美月に向ける。
(会釈をする様に、小首をかしげるのがコツであるw

「いらっしゃいませ、サムス。(にっこり」

美月が、それに負けず劣らずの笑顔を、サムスに返す。
サムスがタークスのマドンナならば、美月はアイドル
と言った所であろうか(言い過ぎ)。

「ウルフクンは、御在宅かしらあ〜?」

闇夜の事である。闇夜はタークス内ではウルフで
通っている。

「ええ、居ますよ。兄様に何か、ご用ですか?」
「別に大した用事じゃ無いのよ。」
「立ち話も何ですから、奥へどうぞ。」
「あら、そう。じゃあお邪魔しようかしらね。」

サムスは美月に案内されて、闇夜の屋敷に上がった。
闇夜の屋敷には、入り口からして色々な物が飾られて
いる。
闇夜は僧なのだが、なぜか玄関には狛犬が左右に
陣取っている。あくまでインテリアの一種らしい。
また、巨大な招き猫もすえられているが、これは
女性の来客にウケが良い。
サムスが大広間に通されると、闇夜のもう一人の
妹、彩女が本棚のそばで本を読んでいた。

「美月、お客さん?」
「あら彩女ちゃん、おこ〜んにちわ〜。」
「やあ、サムス。いらっしゃい。」
「お勉強かしらあ〜?」
「別に、そういう本じゃ無いけどね。」
「サムス、兄上に何かご用?」
「ん〜、まあ別に大した用事じゃ無いんだけどお。」
「ふ〜ん。あんまり兄上を誘惑しないでよ?w」
「まっ、や〜ねえ。おほほ。」

サムスはいい女だが、つかみ所が無く、何を考えて
いるか、腹の中は誰にも解らない。

「兄様、サムスが来たわよ〜。」

美月が闇夜を呼びに行く。
美月に呼ばれて、闇夜が姿を現す。

「なんだサムス、私の嫁になりに来たのか?w」
「きゃっw」

闇夜とサムスが会うと、闇夜は必ずと言って良い程
サムスをこうやって口説く。
が、
別に闇夜に口説かれるのが、サムスだけと言う訳で
は無く、タークス内部で闇夜に口説かれてない女性
は、皆無と言っても良かった。

・・・そんな事はどうでも良く・・・。

「所で、私に用事とは何かな?」
「ん〜、大した事じゃ無いのだけどお〜。」
「遠慮するな。私に出来る事なら、何でも協力する
から。」
「そ〜お?実はねえ・・・。」

サムスのお願いとは、一体何なのか。
レスをつける


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タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 その2
ウルフ [Mail]
3/13(Mon) 6:33
「あのね、ごにょごにょ・・・。」

サムスは闇夜に、何か耳打ちした。

「ふ〜む、それは難しい事では無いな。」
「じゃあ、お願い出来るのかしらあ?」
「出来ん事じゃ無いが、私一人じゃ難しいので、応援
を頼む事になるな。」
「とりあえず、任せるから頼んだわねえ。」

そう言いながら、サムスは美月が入れたお茶を飲んだ。

「ん〜、おいしいわあ。良いお茶使ってるのねえ。」
「お茶の葉より、私の腕も褒めて欲しいんだけどな。」
「あら、ごめんなさい、おほほ。」

武田家の家老である闇夜は、来客にも気を使っている。
その為、いつも来客用に色々準備がしてあるのだ。

「それじゃ、これで失礼するわねえ。美月ちゃん、
お茶おいしかったわ、ご馳走様〜。」

サムスはそう言うと、闇夜の屋敷を後にした。

「兄上。」
「ん?」

サムスが帰ると、彩女が口を開いた。

「あんまり、サムスに熱を上げない方が良いわよ。」
「ん〜、それは解ってる。」
(どうだか・・・。)

彩女は、心の中で闇夜に突っ込みを入れた。
サムスは、いつものらりくらりとして、つかみ所が
無い態度を取り続けている。
闇夜の口説きも、いつも軽くいなされている。
それが、サムスの魅力の1つでもあるのだが。

「それより兄上。」
「ん?」
「人手が要るなら、私が一緒に行ってもいいけど?」
「いや、お前と2人ではちょっと荷が重い。知人に
頼んで見るよ。」
「そう?ならいいけど。」
「うむ。それでは出かけてくる。」
「行ってらっしゃい、兄上。」
「兄様、お気をつけて。」

闇夜は、自分の屋敷を出ると知人に応援を頼みに
回った。
何人かが手伝ってくれると言うので、徒党を組むと
目的の場所へと向かった。
さて、闇夜の集めた仲間とは一体?
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タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 その3
ウルフ [Mail]
3/13(Mon) 7:28
さて、闇夜の頼みに応じて集まった仲間とは・・・?

魅剣 闇姫(みこ)
じゅでー弐号(陰陽師)
エルヴィス(忍者)
深林衆熊吉(鍛冶屋)
絹ごし豆腐(侍)
伊達 ルイス(忍者)

「みんな、時間取らせて申し訳無い。」

闇夜がメンバーに頭を下げる。

「サムスの事だから、別にいいのにゃ〜。」

そう言ったのは、じゅでーである。

「いやいや、拙者もヒマであったし、他ならぬ
闇夜殿の頼みでござるしな^^。」

これは、伊達ルイス。
彼はタークスのメンバーでは無いが、特に闇夜と
親しい為、協力してくれているのである。

「所で、目的地まではどれくらいなの?」
「今、強行の隊列を組んでいるから、そんなには
かからないと思うが。」

闇姫の問いに、闇夜が答える。
一行は、遠江にある浜名湖を目指していた。
サムスの望む物が、ここで手に入るからである。

強行の隊列のおかげで、かなり早く浜名湖の湖畔
へと到着した一行であったが・・・。

「はぁはぁ、ち、ちょっと休ませて。」
「急ぎすぎて、ちょっと気合いが持たんでござる。」
「ちょっと休憩しようか、ぜぇぜぇ。」

強行の隊列は、移動速度を大幅に上げるが、その間
気合いが減り続けるという、デメリットがあるのだ。

一行は、しばらく休憩して気合いを回復した後、
戦闘の準備を整えた。

「では、ちょっと偵察して来ようか。」

エルヴィスが、ターゲットの確認に出かける。
忍者だけあって、こういうのは得意なのだ。
だが、すぐに戻って来た。

「思いの外、近くに居る。」

その報告を聞いて、一行は戦闘準備に入る。
やがて、それは現れた。
長い胴体をくねらせつつ、一行の目の前に現れた
それは、

「浜名湖の大鰻(うなぎ)」

であった。
並の鰻より、はるかにでかい巨体を持ち、常に
浜名湖の周囲を巡っている、まさに浜名湖の主と
言っても良い存在である。

闇姫が、まず闇夜に「詠唱付与3」をかける。
そのうちに闇夜は「生命吸収3」を、エルヴィスと
ルイスの、2人のアタッカーにかけた。

「護ります、豆腐の壁!!」

絹ごし豆腐が、「一所懸命」を発動させ、大鰻の
注意を引き付ける。が、

「いだだだだ・・・。」

当然ながら、大鰻にほっぺたを噛(かじ)られる。
そのうちに、鎧の極を発動した熊吉が、豆腐に
代わり大鰻を挑発して、豆腐から鰻を引き剥しに
かかる。
豆腐は闇夜の「回復3」によって、噛られたケガの
治療をされるが、顔面の半分には、大鰻の歯形が
点々と残っていた。
エルヴィスとルイスの忍者2名により、大鰻は
攻撃を受けるが、さすがにしぶとい。
闇姫は、じゅでーにも「詠唱付与3」をかけ、
じゅでーが術を使用する。

「業火3、いくのにゃ〜!!」

ボワッと大鰻が炎に包まれる。が、あまり大した
ダメージは受けてないらしい。
やはり、直接攻撃しか無い感じである。
エルヴィスとルイスが攻撃を続け、豆腐もまた
攻撃に参加して、大鰻を徐々に弱らせていた時、
闇夜は力を溜めて、強力な一撃を狙っていた。
そして、頃合を見計らって、大鰻に突きかかった。

「これで終わりだ〜!!」

僧兵の技、「十二天護法撃」である。
狙い過(あやま)たず、大鰻を文字通り口から
串刺しに仕留めた。

「また、つまらぬものを斬ってしまった・・・。」
「斬って無い、斬って無い。」

その場の全員が、手を左右に振って突っ込みを入れる。
さて、首尾良く大鰻を仕留めて、どうやら目的の物を
手に入れたらしい一行は、サムスの元へ向かった。

「ただいま、サムス。」
「おか〜えりなさ〜いな。」
「約束の物、お待ちぃ〜。」
「きゃ〜、やったのね。」
「サムス、手伝ってくれたみんなに、お礼を言って
ね。」
「みんな、お手伝いありがとうね〜。」

サムスは、闇夜が連れて来たメンバーに、それぞれ
お礼を言った。
そして、サムスの前に、ド〜ンと出されたそれは、

「特上うな丼」

で、あった。

「お昼に間に合って良かったわあん。それじゃあ、
いただきまあ〜す。」

サムスは、満面の笑みを浮かべて、闇夜達が手に
入れて来た、特上うな丼をほおばった。

「ん〜、おいしいわあ。さすが特上ねえ。」

こうして、とりあえずサムスのお願いは叶えられた
のであった。
数日後・・・、

タークスの仲間に連れられて、相模で必死の面(おも)
持ちで、狐の化け物相手に戦うサムスの姿があった。

「特上うな丼食べたら、太っちゃったのよお〜TT」


        サムスのお願い 完結
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タークス小説・信長の野望オンライン編 「サムスのお願い」 後書き
ウルフ [Mail]
3/13(Mon) 7:36
まずは、出演依頼に快く承諾してくれた皆さんに、
もう1度ありがとう。
他にも出演依頼した人が居た様な居なかった様な。
もし忘れている人が居たらごめんなさい。
次回には必ず出しますので。

なお、サムスが食べた特上うな丼は、ゲーム中で
屈指の「価値24」を誇ります。
レベル26程度のサムスが食べたらどうなるか、
それは明らかですw

話の目的については、途中で解った人がほとんど
かと思いますが、あえてそこらへんは余計な仕掛け
は無しで書きました。

出演して頂いた人、セリフが少ない、または無い人
も居て、どうもすいません。
最後はちょっと急ぎすぎたかも知れないので、今度は
もうちょっと、お話しをゆっくり進めたいと思います。

それでは、お楽しみいただけましたでしょうか?
次回、またお会いいたしましょう。
レスをつける



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