さーて、「男は黙ってワンコイン」のアルフリートの小説講座頼まれてもいないのに第一回w 今回の御題は「アクションのポイント」。
私は小説をこう考えています。 小説は三つの要素があり、その割合によって味が出てくる、と。 その要素とは
・展開(ストーリーの流れ) ・描写(文章による表現) ・キャラクター(登場人物の個性)
私のようなアクション小説家は「描写」と「キャラクター」に注目しております、私の書いている「フォトンの騎士」はアクションで結構お腹一杯になりそうな雰囲気がしたので、設定と展開の情報量は薄目で軽く作り上げています。(雰囲気の重い軽いは別w)
それでアクションはどこにはいるかというとアクションは身体の動きと、優れたアクションは踊りの要素もはいるので
「描写」8割「展開」2割
です。
では、優れたアクションとは何か? これからは私の好みです、意見や批評はメールにて承ります。
読者に速攻で文章を読ませる圧倒的な「スピード」を持つこと。 そして、キャラクターの一挙一動をただの文字にしないこと。
さー、これだけではワケが分かりませんね?
実際殴る蹴る撃つ斬るは、一文字で済みます。
敵を斬った。
これでは、物投げられても文句言えませんw少なくともアクション小説書きたかったらこれ以上の描写は必須です。 じゃあ、敵を宮本武蔵が斬ったとしましょう。
敵を大根のように斬った。
これで宮本武蔵の凄さが少し分かります。 ただ、アクションは大抵「登場人物は物理的にすごいことをやっている」事を強調するために書かれます。 その時重要なのは、読んでいる人に「コイツ、スゲエ!」、と、思わせること。 そのため重要なのは
ハートにスコーンと響く、『説得力』!
では、上の宮本アクションをハートにスコーンと響くように説得力を付加しましょう。
宮本は敵の一撃を左の剣で上段に構え、受けた。 剣は揺るぎもしない、不動の構え。 その一撃を受け止められたのがあまりにも大きい敵の失策だった。 後悔する間など与えない! 右の剣が剣先が線となる速さで動く。 宮本は敵を大根のように斬った! 一閃の後の刀に血の露は残らず、敵を斬った後も血を寄越せと言わんばかりに光っていた。
ハートにスコーンと響いたでしょうか? 説得力を付ける作業は行数がかかりますが、踊るばかりの興奮を作者にも読者にもくれます。 これらの描写は色々な小説を見て勉強してバリエーションを増やすとより良いでしょう。
皆さんもチャレンジです!
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