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- 裏の仕事はタークスへ! - ウルフ [11/27(Wed) 21:01]
「裏の仕事はタークスへ!」第2話 - ウルフ [11/27(Wed) 21:55]
「裏の仕事はタークスへ!」第3話 - ウルフ [11/28(Thr) 9:08]
「裏の仕事はタークスへ!」第4話(最終話) - ウルフ [11/29(Fri) 7:47]
あとがき - ウルフ [11/29(Fri) 8:08]
Re:あとがき - Fine [11/29(Fri) 11:20]
Re:あとがき - Clement@Shion [11/29(Fri) 18:04]
Re:あとがき - GUM [11/30(Sat) 7:09]
にゃ〜ん - さがら@戦乙女 [12/3(Tue) 19:26]



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裏の仕事はタークスへ!
ウルフ [HomePage] [Mail]
11/27(Wed) 21:01
私も興味にかられて小説書いて見る事にしました。
今回は初投稿なので、堅苦しいシリアス路線はやめて、
おちゃらけ風味満載でお届けします。
なお、多少(?)のネタバレを含みますが、タークスの
メンバーなら、おそらく誰でも知ってると思える内容
だと思います。

あと、基本的に登場キャラは限られていますが、
ひょっとしたらタークスメンバーに登場願う事になる
かも知れません。
その時は、笑って許して下さい。
なお背景は、エピ1と2が混じっていますが、
細かい事は言いっこ無しでw
それでは始まり〜。


☆「裏の仕事はタークスへ!」

そこは、パイオニア2の居住区に近い、あるビルで
ある。
眼下には、ハンターズと呼ばれる賞金稼ぎが所属している
「ハンターズギルド」、そしてそのハンターズの持ち物や
所持金を預かる「チェックルーム」、傷や状態異常を治療
する「メディカルセンター」さらに、最重要政府機関の、
「総督府」への転送装置が一望出来る。
そしてそのビルの屋上の看板には、でかでかと

「裏の仕事はタークスへお任せ!☆」

の文字が踊っている。
そして、その看板の下、ビルの一番上の部屋には、その
タークスの社長(通称ボス)の部屋がある。

その部屋に、社長のサムス・アランは居た。
職業はレイマール、髪の色はエメラルド・グリーン。
赤い服に赤いベレー帽をかぶり、瞳の色は、きれいな
ブルーである。
顔はどちらかと言うと、美人の部類に入る方だろう。
そして、顔にかかっている一部の髪をもて遊びながら、
椅子に腰掛けて、窓から外を眺めている。いや、実際に
見ているのは、窓ガラスに映る自分自身の姿であった。
そして一言・・・、

「今日も私って綺麗・・・。」

そんなサムスの所へ、靴音を立てながら誰かがやって
来た。
ガチャリとドアが開く音がして入って来たのは、
髪の色から肌の色、着ている服からはいている靴、
頭の先から足の先まで、徹底して全てが純白という
ハニュエールであった。
純白に見える銀髪を、アップにして束ねているその
見た目の印象は、いかにも活動的に見える。

「あら、ウルフちゃん、やっほ〜。」

サムスは、やや抜けた声でそのハニュエールに声を
かけた。

「ヤッホーじゃないですよ。」

ウルフちゃんとサムスに呼ばれたハニュエールは、
やれやれと言った感じで返事をした。

「あらなあに?お茶っ葉でもしけってるのかしら?」
「違います!」
「お茶はこの通り、平気ですよ。」

と言いながら、彼女は今入れたばかりのお茶を、
お茶受けと共にサムスに差し出した。

「あら、ありがとう。」

サムスは早速お茶受けのまんじゅう(のようなもの)
をパクつく。

「それでですね・・・。」

彼女は持っていたファイルを開きながら、話を続ける。
彼女の仕事は、社長サムスの秘書兼ボディーガードと
いうのが本当である。
だが実際一番多い仕事は、他でもない「お茶くみ」
であるのが現状だ。

「なんですか?この仕事の内容は・・・?」

社長であるサムスが契約して来た仕事は、秘書の彼女の
所へ最初に回されてくる。
彼女がサムスから受け取った仕事の内容、それは一体
何か・・・。

         第一話 了 

         第2話へ続く

人物像がイマイチ解りにくくてすいません。
最初の事なので、まず読みやすさを優先する為に、
こういう形式をとったまでですので、ご勘弁を。

なお、予定として4話構成のつもりです。
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「裏の仕事はタークスへ!」第2話
ウルフ [HomePage] [Mail]
11/27(Wed) 21:55
その頃、社長室の外では、何人かの社員が集まって、
聞き耳を立てていた。

屋上の看板と同じ、

「裏の仕事はタークスにお任せ!」

が、この会社の社員の合い言葉であった。
裏の仕事と言うと聞こえはいいが、実は何の事はない
「何でも屋」または「便利屋」というのが、このタークス
の業務内容であった。
もちろん社員全員が、ハンターズギルド公認のハンターズ
ライセンス取得者ではあるが。

「で、何だって?」
「いや、良く聞こえん。」
「今度もまた、変な内容の仕事じゃないでしょうね?」
「また、どこかの薄汚れた部屋のお掃除とかですかぁ?」
「痛い、押さないで下さいよ〜。」

外で何が起こっているか、どこ吹く風、社長室の中では
秘書と社長の会話が続いていた。

「で、これは一体何ですか?」

秘書が持っているファイルの仕事内容、それは

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「依頼人 お姉さん

 内容 伝説のお菓子、ケーキを探して欲しい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「見て解らないかしら?そのままだけど?」
「どうして、お菓子探しが仕事なんですか!?」
「あら、いいじゃない?楽しそうで。」
「そういう問題じゃないでしょうがあ〜!」
「お茶がおいしいわねえ・・・。」

サムスは、秘書が入れたお茶を飲んでごまかす。

「あのですねえ、我が社は、社員数300を誇る大企業
なんですよ?それがどうしてこんなにアップアップの
経営状態なのか、考えて下さいよぉ・・・。」
「あら、いいじゃない。こういう利益度外視の人助けを
したって。」
「それは構いませんよ。私はね、何も人助けがいけないと
言ってる訳じゃないんですよ。私も人助けは嫌いじゃない
ですし。ただ・・・。」
「ただ、何かしら?」
「たまには儲けの出る仕事も取って来てもらわないと、
不渡り出して倒産しちゃいますよ、という話をしてるん
です。」
「しょうがないじゃない。儲かる仕事は、他の所が我先に
と持ってっちゃうんだから。」

事実、タークスは儲けの出る仕事はほとんど、いや全くと
言って良い程した事が無かった。
ここが大企業で居られるのは、社員の数に任せて仕事の数
をこなしているのと、社長サムスの人柄で持っているだけ
というのが、実際である。

ウルフは、ここまで言うと、あきらめた。サムスがこう
いう人間であるという事は、すでに解っているからだ。
だが、こういう人間だからこそ、どんなに儲けが少ない
仕事であっても、タークスは仕事にあぶれる事が無いの
である。

「で、この仕事引き受けるしかなさそうですが、人選は
どうします?」
「ん〜、ウルフちゃんに任せるわ。適当にその辺に居る人
引っ張ってってちょうだいな。」
「はあ、解りました。で、」
「なあに?」
「サムスは自分で行かないんですか?」
「星がきれいね・・・。」
「誤魔化さないで下さい!」

その頃、外では・・・。

「おい、どうやら話が終わったみたいだぞ。」
「で、どうだった?」
「いや、なんかまた、今回も・・・。」
「うんうん。」
「・・・儲けの割に苦労が多い内容らしい。」
「ええ〜、マジかよお!?」
「しっ、ウルフさんがこっち来るぞ。」
「選ばれたらかなわんなあ、逃げよう。」

ガチャリと音がして、秘書のウルフが社長室から出て
来た。

「さて、では適当に選んで連れてくか・・・って。」

ウルフが見回すと、みんなどこかに逃げたか隠れたか
した後だった。

「逃げたな・・・。」

ウルフが、社員の詰所をくまなく見回すと、逃げ遅れた
らしいのが一人、気配で残っているのが解る。

(よし、それならば・・・)

ウルフは息を吸い込むと、叫んだ。

「あ、あそこに100メセタが!」
「100メセタ!?」

隠れていた人影が、飛び出して来た。

「ほい、つかまえたw」
「うにゃあ〜ん><・・・。」(じたばた)

捕まえられた人影は、もがいた。

「まったく、こんな手に引っかかるとは。」
「ウルフちゃん、人が悪いぜえ、うにゃ〜ん。」

捕まった人影は、ウルフと同じハニュエールであった。
だが、身長はウルフの首くらいまでしかない。
そのハニュエールは、さがらといった。独特のしゃべりが
特徴的な、黒い服の少女(見た目は、だが)である。

「さあて、さがら。悪いけど仕事だ。他の連中は一体
どうしたんだ?」
「みんなどっかへ逃げちまったぜ、にゃ〜ん。」
「しょうがないな〜。んじゃ、今回は私が出るか。
さがらも一緒に来るんだよ、いいね?」
「解ったぜ、にゃ〜ん。とほほ・・・。」

さがらは、やむなくウルフにくっついて仕事に行く事に
なった。
自分を置いて逃げた、他の社員を恨みながら。

ただ、元来は恐ろしく活発なのが、このさがらという
ハニュエールであった。
口では何だかんだ言いながら、仕事が面倒なだけで、
外(ラグオル)へ出るのは、大好きなのであった。

こうしてウルフは(逃げ遅れた)さがらを連れて、正式に
依頼を受けて、詳しい内容の説明を聞いた後、仕事の為に
惑星ラグオルへと降りて行った。

第2話 了
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「裏の仕事はタークスへ!」第3話
ウルフ [HomePage] [Mail]
11/28(Thr) 9:08
やがて、パイオニア2からの転送装置から、ウルフと
さがらの2人のハニュエールが惑星ラグオルの大地へと
降り立った。

そこは密林地帯であった。色々な樹木が生い茂り、色
鮮やかな花が咲いていた。

「うにゃあ〜ん、さあて行くぜ。」

さがらが、水を得た魚の様に、生き生きとして来た。
はっきり言って、彼女は動いていないと気が済まない
性質(たち)である。
会社内でも、常に動き回り、じっとしている事がない。

いつ敵が出て来てもおかしくない状況であるのに、彼女
はあっちこっちへ飛び回り、その旺盛な好奇心を満た
そうとする。

「ほれ、さがら。ぼちぼち敵が出る気配濃厚だよ。」
「にゃ〜ん、わかったぜ〜。」

ウルフは敵が接近している気配を感じとると、素早く
シフタとデバンドのテクニックを発動する。

「サンキューだぜ。」
「あいよ〜。」

ラグオルに降りたウルフは、パイオニア2の会社内の
秘書の顔とは、うって変わったもう1つの顔を見せる。
本人曰(いわ)く、

「アネゴモード」

なのだそうだ。
だが、実際彼女を親しみを込めて「アネゴ」と呼ぶ者
は、社の内外を問わず多い。

「そら、来たぞ。」
「解ってるのだ。」

ウルフが愛用の「ドラゴン・スレイヤー」と呼ばれる
大剣を振るう。
彼女がその武器を一振りする度に、確実に絶命した敵が
足元に転がって行く。
さがらもまた、その小さな体で懸命に敵と戦っている。
ウルフが、その(ハニュエールとしては)恵まれた体で
複数の敵と渡り合っている時、さがらは逆に小さい体を
最大限に生かした戦い方をしていた。

しかし、何分敵の数が多い。直立歩行する植物の化け物
だけでなく、口から炎の固まりを吐く猿やら、さらには
空中から蜂の化け物まで襲って来る。

「ええい、うっとおしい!ギゾンデ!!」

ウルフが蜂の化け物に向かって、電撃系テクニックの
ギゾンデを放つ。
このテクニックは、威力こそ上級のラゾンデに及ばない
ものの、驚異的な射程距離を誇る。
ギゾンデの直撃を受けた、ギーと呼ばれる蜂の化け物が
さがらの方へと、ふらふらと落下して行く。

「さがら、そっちへ行ったぞ。」
「解ったぜ〜。」

さがらは、ギーの方へ駆け寄りながら、持っている武器
で必死にギーにとどめを刺すべく奮戦する。
こうして、少し時間はかかったものの、敵を撃退する事
に成功した。

「さがら・・・。」
「うん?」
「その武器じゃ大変だろう。これ使ってみい?」
「うにゃ?」

ウルフはそう言うと、ダガーに似た武器を、さがらの
目の前に置いた。

「うにゃ!!」

さがらが驚くのも無理は無かった。それは、坑道エリア
に出現する「シノワビート」と呼ばれる、ロボット型の
エネミーの腕を改造した、「シノワビートブレイド」と
呼ばれる武器だった。
もちろん、そうそうお目にかかれる様な代物ではない。
いわゆる、ハンターズの間で言う所の「レアアイテム」
という物である。

「サンキューだぜ。」

さがらは、嬉しそうにその武器を装備した。
早速素振りをしてみる。
ブン、ブン、とフォトンの刃が独特の音を発しながら、
周囲の空気を切り裂く。

「中々良い感じだぜ〜。」

すっかりご機嫌になったさがらを連れて、ウルフは再び
密林の奥へ歩を進めて行った。
やがて、かなり深い所まで来た時、前方に、奇妙な物体
が見えて来た。
見た所、胴体はラグオルの森林地帯で良く見かける、
「ラッピー」という名の鳥に似ているのだが、頭には、
どうやら「カボチャ」をくり抜いた、奇妙なお面(?)
をかぶっているようなのだ。

特別危害は加えてきそうに無いので、ウルフは下手に
関わりあうのはよそうと、遠回りにその場を離れたが、
好奇心の固まりの様なさがらは、面白そうに近づいて
行った。そして・・・

「うにゃああ〜ん!!」

ウルフが、さがらの叫び声に、後ろを振り向くと、

「あれ?さがら!?」

さがらの姿は、影も形も無かった。いくらさがらが
小さいとは言え、すぐ後ろに居るものが、見えない
はずが無い。
ウルフがキョロキョロと周囲に視線を巡らし、さがら
を探していると、

「ウルフちゃ〜ん、ここだぜ〜。」

声がしたのは、ウルフの足元付近からであった。

「さ、さがら・・・!?」

見ると、そこにはウルフのヒザ下程に小さくなった、
さがらが居た。

「あの鳥にいたずらされて、こうなっちまったぜ〜、
 にゃ〜ん><」

ウルフは思わず、

「あちゃ〜。」

っと額に手を当てた。
好奇心旺盛なさがらが、何かやらかすのはある程度予想
出来た事であったが、まさかこんな事になるとは、
さすがにウルフも考えて無かった。

「まさか、あたし一生ずっとこのままか?にゃ〜ん><
 えぐえぐTT」

小さくなってしまったさがら、果たしてこの先どうなる
のか?
伝説のお菓子「ケーキ」は見つける事が出来るのか?

          第3話 了
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「裏の仕事はタークスへ!」第4話(最終話)
ウルフ [HomePage] [Mail]
11/29(Fri) 7:47
妙な鳥によって、小さくされてしまったさがらを前に、
ウルフは少し考えた。
が、面倒くさくなったので、いきなり小さくなった
さがらをむんずと掴むと、自分の肩の上に乗せた。

「しゃあないから、そこでじっとしてな。あと、武器
は外してくれよな。刺さると私があぶない。」
「わかったぜ、にゃ〜ん。」
「んじゃ、さっさと済ますから、しっかりアタイの首に
つかまってな。落ちるんじゃないよ。」
「了解だぜ〜。」

ウルフはさがらが自分の服の襟(えり)か何かにつかまる
のを確認すると、次のエリアの敵の真っ只中に突っ込んで
行った。
そして、すさまじい勢いで、次々と化け物を葬って行く。
彼女は本気を出していた。仲間と仕事をする時には、
彼女は滅多に本気を出さない。敵を倒す事によって加算
される「スコア」を独り占めしない為だった。
だが、現在相棒のさがらは、戦闘においてほとんど
無力になってしまっている為、一気にこの邪魔な化け物を
片付けるべく、本気を出していた。

だが、いきなり何の前触れも無く、唐突にウルフの首に
加重がかかった。
さがらが元の大きさに戻ったのだ。

「戻ったぜ〜、にゃ〜ん。一生あのままの大きさだったら
と思うと、どうなるか心配だったぜ〜、にゃ〜ん。」
「戻ったはいいけど、はよ降りろ!重いわ!」
「あたしゃそんなに重くないぜ、にゃ〜ん。むしろウルフ
ちゃんの方が・・・。」
「んだと〜!?」
「い、いや何でもないぜ、にゃ〜ん。」

さがらは、肩車状態から、スタっと地面に着地すると。
同時に外していた装備をつけた。

「やっとこれが試せるぜ、にゃ〜ん。」

さがらは、ウルフにもらったシノワビートブレイドを
装備し直すと、敵に向かって行った。
フォトンの刃が一閃すると、一撃で赤い植物の化け物
(メリルリアというらしい)が真っ二つになった。

「つ、つええ・・・ぜ。」

さがらは、自分でびっくりしていた。
と、同時に益々この武器が気に入ってしまった。
そのうちに、密林の一部が、開けたホールのような
場所に出た。
そして、何匹かのメリルリアを倒すと、今までのそれら
とは比べ物にならない様な、巨大な花の化け物が現れた。
(メリカロルというらしい。)

「さがら、気を抜くなよ。」
「了解だぜ。」

だが、接近する2人に、その巨大な花は、怪光線を吐き
出して(?)攻撃して来た。

「この程度じゃ、アタイには効かないね!」

ウルフには全く効かない様であったが、さがらは違った。

「うにゃ〜ん、目が回るぜえ〜><」

どうやらその怪光線には、当たった目標を混乱させる効果
が有るらしく、さがらは混乱して、あらぬ方へ攻撃したり
走り出したりした。
ウルフはテクニックをかけて治そうとするのだが、混乱
したさがらは、自分でも思う様に動けない為、あらぬ動き
をするので、テウニックが空振りしてしまう。

「動くな!テクニックが届かんやろ!アンティ!」

ウルフは状態異常を治療するアンティで、さがらの混乱
を治し、ついでにレスタもかけて、怪光線のダメージも
治療した。

「サンキューだぜ。」
「大した事じゃないさね。」

やがて、本気モードのウルフにより、メリカロルは一瞬で
生け花と化した。
後は、残ったメリルタスを、さがらが掃除するのを適当に
手伝った。
そして、密林地帯の奥で「ナウラ3姉妹」という、「パン
職人の振りしたお菓子職人」に出会い、伝説のお菓子とい
う「ケーキ」を譲り受け、ラグオルへと戻って行った。

そして舞台はタークス本社へ・・・。

「おかえり〜」
「おかえり〜」
  ・
  ・
  ・

ウルフとさがらが仕事から戻って来ると、どこかから
戻って来た社員達から、一斉に挨拶の嵐が巻き起こる。

「ただいま〜。って、あんたらは〜・・・。」
「よくもあたしを置いて逃げたな〜、にゃ〜ん。」

フルフルと怒りに震えるウルフとさがらであった。

「ま、まあまあウルフさん。」
「それよりも、ほら、ボスに報告しないとね?」
「うう、あとで覚えとけ〜・・・。」

口で言うだけで、実際にはそれはないのだが、他の
社員達は、また逃げる事を考えていた。

「サムス〜。」
「あら、おかえりなさい。」
「ただいまなのだ〜。」
「あら、さがらちゃん、一緒だったの〜?」
「おうだぜ。」
「お2人共、お疲れ様でした。」
「あいよ〜。」
「で、はい。」

サムスはそう言うと、ニコニコしながら、両手を二人の
前に出した。

「何?」
「うふふ、お土産、あるんでしょ?早くだしてえ〜。」
「お土産?ああ、これの事かな?」

ウルフとさがらは、依頼を果たした時に、ナウラ3姉妹
から、ご褒美として特別に自分達も、伝説の「ケーキ」
をもらっていたのだった。

「そうそう、これよ、これ。」
「なんで、私達が、これをもらったと知ってるんだ?」
「ん〜、細かい事は気にしないの。キャ〜、とっても
おいしそうだわね。ウルフちゃん、帰って来てすぐで
悪いんだけど、早速お茶入れてくれるかしら?」
「はいはい、解りましたよ。」
「サムス、お茶よりも紅茶がいいのだ、にゃ〜ん。」
「そうね、さがらちゃん。じゃ、ウルフちゃん。」
「はいな?」
「悪いけど、紅茶にしてくれないかしら?」
「了解〜。やれやれ。」

ウルフはそう言うと、社内にある給湯室へと向かった。

ウルフが紅茶を入れて戻って来ると、早速サムスは
伝説のお菓子「ケーキ」にフォークを入れた。

「あ〜ん、っと。」

そして・・・

「んん〜、おいしいわあ。さすがは伝説と呼ばれるだけ
の事はあるわね〜。」
「にゃはは、うまいのだ〜。」

3人は一緒にティータイムを楽しんだ。
ウルフとさがらは、2個づつケーキを貰って来たので、
1個づつ食べると、1個余った。

「さてと、1個残ったこれは、来客用に残して置くと
しましょう。」
「来客って、誰か来るんですか?」
「ええ、そうなのよ〜。」

すっかりご機嫌なサムスが言う。

「誰ですか、それ?」
「内緒よ、今に判るわ。とお〜ってもすごい所から取材に
来るのよん。」
「そうですか。」
「所でサムス・・・。」
「何かしら?」
「まさか、最初からケーキが目的で、この仕事引き受けた
んじゃ・・・?」
「惑星がきれいね・・・。」
「誤魔化すなあ〜!!」



「裏の仕事はタークスへ!」 完
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あとがき
ウルフ [HomePage] [Mail]
11/29(Fri) 8:08
初めての「タークスノベルズ」への書き込みですが、
みなさんいかがでしたでしょうか?

読みやすさと、とっつきやすさ優先で、思いっきり
パロディ&コメディ色を強くしてみました。

なお、登場するキャラを良く知る方は、セリフの一部
がショートカットや、ロビーで良く言うセリフである
のが、お解りになったと思います。

なお、ご存じかと思いますが、話の中の仕事は、オン
ラインの「ハロウィン・イベントクエスト」のものです。

最後にちらっと出てきた来客とは、GCタークスロビーに
取材に来た、あそこの事ですw
解らない人は、公式HPの掲示板の「みんなの広場」の
チーム紹介を見なさいw

ちょっとマイキャラのウルフが「いいとこどり」してる
気もしないでもないですが、レベルを考えると仕方無い
のかなあとw
(ちなみに、仕事中のハロウィンクエストの難易度は、
「ノーマル」ですw)

結局サムスの持ちキャラである「レイマールのサムス」
と、ハニュの「さがら」以外の方には、登場願えません
でしたが、シンプルな作品を目指しましたので、自分
としては、これで良かったのかな〜っと思っています。

なお、背景や場所は、エピソード1ですが、仕事内容は
エピソード2というw
まあ、同じパイオニア2内の事ですので、気にしないw

あと、メリルリアはメルリルアだったかも知れない。
このへんややこしいから・・・。
まあ、細かい事はおいといて(おくなや!!

この小説読んだ感想、出来たらお聞かせ下さい。

以上、あとがきでした。
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Re:あとがき
Fine [Mail]
11/29(Fri) 11:20
ハロウィンクエストがお題だったのか。
ハロラッピーも出てきてるしケーキクエストを忠実再現!?
なかなか楽しめました。またがんばって書いてくださいね。
PS BOSSがいい感じだった!
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Re:あとがき
Clement@Shion [Mail]
11/29(Fri) 18:04
わたしが登場してないよぉ〜。むき〜〜
でも読みやすくていい感じだったよん。
またなんか書いたら読ませてね。
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Re:あとがき
GUM [Mail]
11/30(Sat) 7:09

どうもガムです。

良い感じのお話でした。

ボス・・・掴みどころがなくていいです。

サガラがラッピーにイタヅラして、小さくされたのも面白いです。

私は、今書いてる長編にはクエストは全く出さないので
クエストを忠実に再現した短編を幾つか書きたいと思います。
レスをつける


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にゃ〜ん
さがら@戦乙女 [Mail]
12/3(Tue) 19:26
サムスがとっても的えててよかったぜ〜、にゃ〜ん
しかし100メセタにつられるあたしって…にゃ〜ん
にゅっふふふふ…しかしこれぞ裏の仕事は、タークスの任せな!だぜ!にゃ〜ん。
でもやっぱりあたしは、お姫たまになる事が夢なのだ、にゃ〜ん。

…ぜーはー…。いや…。

楽しい物語、ありがとーだぜー♪
うーにゃにゃん♪
レスをつける



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