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- チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・前書き - ウルフ [8/31(Fri) 5:35]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その1 - ウルフ [8/31(Fri) 6:24]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その2 - ウルフ [8/31(Fri) 7:40]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その3 - ウルフ [8/31(Fri) 8:42]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その4 - ウルフ [9/1(Sat) 22:32]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その5 - ウルフ [9/2(Sun) 5:48]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その6 - ウルフ [9/2(Sun) 6:16]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その7 - ウルフ [9/2(Sun) 7:45]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その8 - ウルフ [9/3(Mon) 2:00]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その9 - ウルフ [9/3(Mon) 2:30]
チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・後書き - ウルフ [9/3(Mon) 2:56]



チームタークスの休日・サムス=アランの夏休み・その2
ウルフ [Mail]
8/31(Fri) 7:40
サムスが、行き着けの店でもらった、来店10万人目
の記念品の、その中身とは一体・・・?

「こ、これは・・・。」

サムスが、恐ろしく丁寧で豪華に包装された、包みの
中から取り出した物、それは・・・。

「ひ、紐・・・???」

なんとそれは、恐ろしく布の面積が少ない、超ビキニ
の水着であった。

「これ、水着と言えるのかしら・・・!?」

(ファンファーレ&ナレーション:サムスは、あぶない
水着を手に入れた。)

「で、もらったはいいけど、こんなもの、一体私に
どうしろって言うのよ・・・。」

もらった店が店だけに、高級品には違いないだろうが、
おいそれと使えるもんじゃない。
サムスは、しばらく机の上の「それ」を見ながら、
考え事をしていたが、しばらくすると、何か思いついた
らしく、何やらごそごそと端末でし始めた。
やがて、それをプリントアウトすると、ひとまず
ファイルに挟んだ。
そして、机の上のスイッチを入れると、社内放送に使用
するマイクに向かって、叫んだ。

「は〜い、社内のみんな〜、これから重大発表がある
から、掲示板前に集合よ〜。」

そう言うと、社内放送のマイクのスイッチを切って、
先程のファイルを小脇に抱えると、社長室を出た。

掲示板前には、先程のサムスの放送を聞いた社員が、
黒山の人だかりを作っていた。

「はいはい、ちょっと通してねん。」

サムスは、人だかりをかき分けると、掲示板に到着
して、ファイルを開いて先程プリントアウトした紙
を張り出した。

「はいは〜い、みんな注目〜。」

サムスは、画鋲で掲示板に張り付けた紙の横に立ち、
その場の注目を自分に向けた。

「突然だけど、今回の社内イベントは、これよ〜!」

サムスが張り付けた紙には、巨大な文字で、

「海水浴のお知らせ。」

と書いてあった。
その下にも色々と雑記されていたが、とりあえず
その文字だけが巨大で、あまりにも目立つので、
後で別版を作って配る事になりそうであった。
ひとしきり掲示板を見た社員が去った後、サムスは
一人の女性に声をかけた。

「闇姫ちゃ〜ん。」
「なあに?」

サムスに呼ばれて、闇姫というフォマールは、サムス
に近寄って行った。

「あの紙は見たわね〜?」
「見たけど?」
「で、闇姫ちゃんは参加するのかしらぁ〜?」
「うん、もちろん。で、それがどうかしたの?」
「うふふ、そんならいいのよお〜。」

サムスはそう言うと、いたずらっぽく笑った。
こういう時のサムスは、その大半が、何かロクでも
無い事を考えてる証拠なのであるが。

「じゃあ、闇姫ちゃんにあげたいものがあるんだけど、
今いいかしら〜?」
「うん、いいよ〜。」
「それじゃ、社長室に来てねぇ〜。」

サムスに言われて、闇姫はのこのことサムスについて
いった。
サムスは、闇姫が部屋に入ると、入り口の鍵をかけ、
カーテンも引いて外から全く中が見えない様にした。
そして、例の包みを取ると、闇姫ににじりよって
いった。

「え、何サムス?この雰囲気はもしかして・・・?」

この闇姫、性格は脳天気、悪く言うと、ずばりおバカ
である(脳天気も十分悪いが)。

「引っかかったわね、闇姫ちゃん(何」
「え!?」
「さあ、もう逃げられないわよ。おとなしく私の言う
通りになさい!」
「あ〜れ〜。」
「いや〜、やめてサムス〜。こんな明るいうちからは、
いや〜。」
「いいから、おとなしくしなさいな!」
「お嫁に行けなくなるう〜。」

ひとしきりの格闘の後、サムスに脱がされた闇姫の
服が、あちこちに散乱していた。そして、

「ほ〜ら、もういいわよ。」

散らかった服の中心に、例のアレを無理やりに着せ
られた、闇姫の姿があった。

「あ〜ら、良く似合うじゃな〜い。」
「何、これ・・・。」
「ん〜、見て解らないかしら?」
「いや、解るけど・・・ね。」

実際に誰かが着ている所を見ないと実感出来ないが、
サムスがもらった水着は、すでに水着と言えない程の
ものであった。
(ナレーション:お見せ出来ないのが、残念です。)

「しかしね・・・。」
「何かしら〜?」
「サムスも、それならそうと言ってくれれば、何も
あんな事しなくても〜。」
「ホホホ・・・。」
「サムスの為なら、私いくらでも〜。」
「いやん。」

はたから見たら、何やらあぶないだけの内容の会話で
ある。

「・・・と言う訳で、それ闇姫ちゃんにあげるわ。」
「え〜、いいの〜?どうもありがとう。」
「その代わり、海水浴の時、ちゃんとそれ着てねん。」
「うん、解った〜。」

こうしてサムスは、闇姫に例の水着を押し付ける事に
成功したのであった。

「さ〜てと、後は細かい注意書きをするだけね。」

サムスは、再び机の端末で何やらごそごそ始めるので
あった。

           第2話 了



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