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Re:〜麗しき闇の真紅の玉〜 終 - puni [11/25(Mon) 23:10]
Re:〜麗しき闇の真紅の玉〜 終 - GUM [11/30(Sat) 7:17]



〜麗しき闇の真紅の玉〜 18
サムス・アラン [Mail]
2/3(Sun) 22:33

 十三の刻 フェリス大聖堂前

 「あらデュオールさん。」

 尼僧姿の女が聖堂前で、なぜか楽しそうに掃除をしていた。
 ……金髪のセミロングで可愛らしいイメージがある。

 「ふっ、予定どうり今日フェリスAブロックで宣伝してきまして。」
 「ありがとーございますぅ、じゃあこれおだちん。……あれ? そ
  ちらの方は?」

 リクオの方を見頭を下げ、微笑みかけてくる。リクオが答える前
 に…

 「ふっ、私の助手Aのリクオくんです。」
 「あー、そうでしたかー。」

 ……ちょっとまてぇぇぇぇっ、しかもAて何だAて!!!!

 そう叫びかけたが、目の前の女の柔らかい笑顔におされてしまった。

 「はじめまして、デュオールさんのお友達のフレア・マゼンダ
  です。」

 にこにこにこにこ。

 「…あ……ああ、リクオ・ディツァーだ。」

 フレアはにこにこしながらも、コクンと首をかしげ

 「リクオ…さん…? どっかで聞いたような……ま、いっか。」

 なんだ? とは思ったがとくに気にはせず、デュオールに

 「とりあえず行こーぜ、魔導士村に。」

 リクオが背を向けたその時、かつっとフレアに肩を掴まれる。

 「せっかくですのでー、お食事用意しますー。」

 にこにこにこにこ。

 「……しょ……食事……ねえ…。」

 なぜかリクオをぐいぐいと引っ張るフレア。

 「ふっ、どうやらフレアに気に入られたようですね。」
 「…そうなんか……。」

 何故か素直に喜べない。デュオールはフレアをおさえ

 「ふっ、せっかくですが私達は今多少狙われている身で…。」
 「いつものことでしょー?」
 「ふっ、それもそうですね。」
 「……いつもなのか……。」
 
 ……目的地近くではあるが、すこし不安になってくるリクオ。

 「もてる女はつらいものです。」 
 「…ちがうだろ。」

 リクオはあきれながらもフェリス第聖堂を見上げる。

 「……あいかわらずでけーなあ。」

 それにフレアもうれしそうに

 「はじめに建てた人ってすごいですよねー。」
 「…まったくだ。」

 そしてフェリス大聖堂に入っていく三人。



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