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- 今を生き抜く獣達 〜麗しき闇の真紅の玉〜 - サムス・アラン [2/3(Sun) 9:32]
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Re:〜麗しき闇の真紅の玉〜 終 - puni [11/25(Mon) 23:10]
Re:〜麗しき闇の真紅の玉〜 終 - GUM [11/30(Sat) 7:17]



〜麗しき闇の真紅の玉〜 7
サムス・アラン [Mail]
2/3(Sun) 21:25

 「はー……けっこー疲れたなー。」
 「ふっ、何を言っているのです、着ぐるみを着ている私の方がよっ
  ぽど疲れが多いのですよ?」
 「……じゃあ脱げよ。」
 「ふっ、何を言うのですこのH。」
 「……誰か保護者を呼んでくれ……」

 びらを配り終え、二人とぼとぼと歩いていると…
 
 ドドドドドドドドドド

 「まああぁぁぁぁてええぇぇぇっ、くまあああぁぁぁぁっ!!!」

 遠くの方からさっきのごつい女がすごいいきおいで突っ込んで
 くる。

 「……なんか知らんがあんたをご指名のようだぞ…」
 「ふっ、モテる女はつらいものです。」

 とかいいながらも二人の足は徐々に加速している。

 「逃げるなクマああぁぁっ、つぶーーーす!!!」

 大女こと、ジンが大槍をぶん回しながら追ってくる。

 「潰してどーすんのよこのオバカ〜〜〜〜っっ!!」

 その隣でほうきに乗って宙を飛んでいるリザがジンの頭を
 ポカポカとたたいている。

 「んがーっ、リザ、じゃまっ! のけっっ!!」

 ぱかっとリザの頭をどつくジン。

 「ひでえわあああぁぁぁぁっ……」

 後ろに吹っ飛び消えていくリザ。リクオはデュオールをチラッ
 と一瞥し

 「あんなに会いたがってんだ、待ってやったらどうだ?」

 全力疾走のリクオ。
 
 「ふっ、残念ね。 激しい人は苦手なの。」

 デュオールも負けてはいない。
 
 「そいつぁ残念だ。 ……でもよ、簡単には身を引いてくれそう
  にないぜ?」
 「ふっ、人は呼ぶ、私のことを。魔道に生きし可憐な乙女と。」
 「じゃあその可憐な乙女サマの荘厳華麗な魔術でなんとかして
  くれねえかなぁっ?」
 「ふっ、いいでしょう、……では……」

 デュオールは口の中でもごもごと何かを唱え始める。
 



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