ラウド家に肉の弾ける音と野菜の焼ける臭いがする、それらはどれもが耳を楽しませ、鼻に心地良い刺激を与えてくれる。 それらは料理と言う行為が作り上げる心地良い協奏曲だ。 ラウドについに彼女が出来たのか? 否!!! コレを聞けば分かるだろう。 「くっくっくっく、ふっははははははは!!!」 キッチンに響き渡る怪しすぎる哄笑。そう、奴だ。 アルフリートだ! アルフリートが鍋を振る! そのたびに肉が舞い、野菜が跳ねる。 アルフリートがザルを掴む! 大量のパスタが入れられた鍋から水だけを上手に取り出す! そして、水を切られたパスタが、クリーム色のソースと交じり合う。 その様を見たアルフリートは出来あがったパスタ料理を見て、邪悪な笑みを浮かべると皿に器用に盛り付けてテーブルに突き出した。 「さあ、ラウドよ!私のカルボ・ナーラを食らうが良い!」 「なあ……」 「なんだ?」 「なんでそんなに怪しく料理する必要があるんだ?」 アルフリートは怪しく笑って答えない。
前振りは別に意味がありません(笑)。 アルフリート式カルボ・ナーラの作り方です。 3〜4人前 材料 パスタ 適量 たまねぎ 一個 ベーコン 5切れほど エリンギ 1パック 生クリーム 1パック 玉子(黄身だけを使う) 2個ほど 塩とコショウ 適宣 バター 適宣 ありったけの気合(笑)
1、下ごしらえ 「歌う為には充分な下ごしらえが必要だ!」
お湯を沸かしながら材料の下ごしらえを済ませる。たまねぎはたて切り、ベーコンとエリンギは適当。ちなみにベーコンは味がついてなければ塩とコショウで下味をつけておく
2、材料を痛めつける……、もとい炒める
湯が沸騰してパスタを入れたら、まず、バターをフライパンに落としてからたまねぎを入れて色がよく変わるまで(焦がす事ではない)炒めてからベーコンとエリンギをほぼ同時に入れる。この時「クックック、炒めてやるぞ、タマネギ、貴様をな!」や、「踊るが良い豚肉よ!たっぷりと油を吐き出してな!」等のセリフを言うかどうかは本人の意思次第である(笑)。
3、仕上げ 「食らうが良い、我が必殺の…(ニヤソ)」 ある程度炒めたら濃い目に味付けする(生クリームとパスタの水気で味が薄くなるので辛ッ!、と思うくらいやっても良いが、上限は自分で決めてください(笑))それから火を切り、余熱の状態で黄身だけの卵を投入する。そのあと生クリームを入れてソースの方は完成。 パスタを充分に水きってソースと混ぜて完成。
P.S ちなみにセリフを言うのは本人の意思によりマスw
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