どうも、ご無沙汰してます。 MHG買ったのはいいものの、諸事情でオン行けないので、 PARで擬似オンラインコード解析されないかなー、なんて思って 2chのコードスレを読んでたんですが・・・こんな文章見て不覚にもマジ泣きしてしまいました。 チート嫌いな方には申し訳ないけど、載せておきます。
俺の友達は、病気でずっと入院してた。 病名は、悪性リンパ腫。結構末期だったらしい。 抗癌剤の投与を受けながら、看護婦さんに頼み込んで、院内に持ち込んだPS2でMHをやる事が楽しみだった。
彼は重火器好きで、序盤は金無くて辛いからやめとけ、と言っても、ずっとヘヴィボウガンばかりを使っていた。 そんな彼がオフなのにも関わらず欠かさなかったのは、何故か回復弾の調合だった。 「オフ専なんだからそんなのいらないだろ」って聞いたら、 「いつか治った時にオンに行ってサポートしてやるんだよ!」って笑ってた。 レウス討伐クエで、同エリア内のランポスを回復して守る、なんて練習をひたすら繰り返してた。 ドスガレで苦戦したり、オフ一対で「こりゃ無理だよ」なんて愚痴ったり、早く街行って見たいな、なんてボヤいたり。 病室内で二人で笑いながらMHをやってるのが、凄く充実した時間だった。
そんなある日、俺はMHのPARコードで、擬似オンラインコードという物がある、という噂を聞いた。 すぐにPARを買いに行き、必死でコードを探し、長いコードの入力を終えると、本当に街に行く事が出来た。 俺はPARとそのコードをプリントアウトした紙を彼にプレゼントした。 相性が出るとは聞いていたが・・・、結果、見事成功した。 「おー!ここが俺が退院したら行く世界なんだな。回復弾撃ちてえぇぇぇ!!」 なんて言いながら喜ぶ彼を見ながら、なんだか凄く充実した気持ちになったし、解析してくれた人に本当に感謝した。
なんだかんだで数ヵ月後、MHGが発売された。 早速彼と二人分購入し、二人で競争してプレイした。 未だ彼は退院できていない。どちらかというと悪化しているらしい。 だから俺は、Gではオンは控えて、彼と一緒にオフ専でプレイする事にした。 オフクエも全て終わり、後は訓練所のクリアのみ。 「絶対俺が先に終わらせてやるからな。んで、病気も終わらせて、オンでお前に回復弾撃ちこんでやるよ。」 はは、期待して待ってるぜ、と俺は言った。
1月30日、彼の容態が急変し、面会謝絶になった。 俺は心配しながらも、訓練所の方を約束どおり進めていた。 MHGのオンも見せてやりたいと、擬似オンコードの解析を待ち、このスレもずっと見てきた。 それと同時に、彼の回復を、ずっと、ずっと祈ってた。あいつに回復弾撃ち込んでやりたい、なんて思いながら。
今日の早朝、彼の親から連絡が入った。 なんかやばいらしい。緊急手術を受けるから来れるなら君も来て欲しい、との事だった。 仕事先に事情を話し、俺はすぐにとんでいった。 病院につくと、既に手術が始まっていた。 俺は何故か持ってきてしまったMHGのデータの入ったメモカを握り締めながら、彼の無事をひたすら祈った。 競争するって約束しただろ。病気終わらせて、オンで回復弾撃ってくれるって言ってただろ。 だから、だから、頼むから生きてくれ。そんな事をひたすら祈り続けた。
2月3日、午前7時26分。 彼は、この世を去った。享年、23歳。 悪性リンパ腫は全身に転移し、手の施しようが無かったらしい。 彼の死に顔は、何故かうっすらと笑みをこぼしていた。 号泣する彼の両親の後ろで、信じられないその光景を、ただ呆然と眺めていた。
ふらりと彼の元の病室に行くと、いつもベッドの上でコントローラー持って待っていた奴が居なかった。 残されていたPS2の電源を入れると、何気なく彼のデータを見てみた。
訓練所は、残りはグラビモスのボウガン1つだけだった。
俺はまだレイアすらクリアしてない。 「はは、負けちゃったな。」なんて独り言を言った。 途端、急に涙が止まらなくなった。 俺は病院中に響くくらいの大声で、PS2の画面を前に、ただただ号泣した。
長くなったが、そんな一人のガンナーの話。 前作で擬似オンを解析してくれた方、本当にありがとう。 短いようで長い期間、本当に充実した毎日を送れたと思う。
俺のMHGは、メモカと一緒に、彼の墓に埋めてやろうと思う。 そんなわけで、俺とあいつのMHGはここでエンディング。
最後に、改造スレの住人の皆と、神と呼ばれる解析者の方々へ、感謝を込めて。 ありがとう、そして、さようなら、みんな。
ランポス相手に回復弾の練習、自分もやってたよ・・・ ご冥福をお祈りします。・゚・(ノД`)・゚・。
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