キャスト A 男性キャラ B 男性キャラ Cz女性キャラ Dz女性キャラ エリア・ラーグナ ナレーター
6人構成
N ある日村の中、言い伝えがあった。 卒業式の日、伝説の樹の下で、女の子から告白し、 どこからともなく鐘が鳴ると、二人は永遠に幸せに なれると言う
・・・は、おいといて。
この村には言い伝えがありました。どれだけ貧し い子供達でも、星夜を心から祝福し、その心が 天に届けば、女神が希望の鐘を鳴らしてくれる。
その鐘の中、祝福された者達は幸せになれる と言う・・・。
辺境の町、パイオニア2.
村の一画の、川ぞいの荒れた荒野。還る場所 を持たない子供達が集まっていた。
A 「あー・・腹減ったなー・・。」 Cz「やめて、お腹がすくだけよ・・・。」 B 「ひもじぃよ〜・・。」
N 食べ物を盗んでは、その日の生計は立てていた。
A 「B、何か収穫なかったのかぁ〜?」 B 「ヘマしてつかまりかけたんだよ。逃げ切れただ けまだいいぜ・・。」 Cz「つかまったら、貼り付けにされるものね・・。」
N 盗みを働いて、木の十字架に貼り付けられ、そ のまま死体と化すまで放置された子供達は数 知れず。
Cz「何も殺す事ないじゃないのよ・・・。」 A 「奴ら、何も盗み食い程度で人を殺したりはしな いさ。」 B 「はぁ・・?」 A 「ただ、物をとった犬や猫は容赦なく殺される。」 Cz「たしかに、よく死体は転がってるわね・・・。」 A 「つまり」
N Aは立ち上がり
A 「俺達は人として認められていないんだよ。」 B 「犬や猫同様、畜生扱いかよ・・。」 A 「俺達”知性ある獣”はさらされる。他の”知性 ある獣”への見せしめにな・・。」 B 「ちくしょう・・・・」
N Bは川を眺め
B 「俺達はあいつらと何が違うんだ・・・?」
N 雪がふってくる。
Cz「雪・・・・よ。」 B 「ち・・・・。」
N Bは半分泣き顔で
B 「食い物ねえ、火をつけるたきぎも火つ け石もねえ・・、どうすりゃいいんだよぉ ・・・・。」 A 「今年の冬は、のりきれそうにないかも な・・・。」
N 吹雪で毎年こごえ死ぬ”子供達”は数 知れず・・・。 雪は次第に多くなってくる・・・。
A 「とりあえず、あの木の下へいこう。」 Cz「うん」 B 「ああ。」
N 木の下まで走る。
日もくれ、温度は下がるばかり。
Cz「さ・・寒いよぉ・・・。」 B 「俺達も皆みたいに凍え死んじまう のかよ・・・。」 A 「とりあえずくっついて・・・。」
N CとB、そしてAが体を寄せ合う。
Cz「あ・・あったかいよ・・。」 A 「な・・・なんとかしのげるかな・・。」 B 「食い物ないし、時間の問題だろ・・。」 Cz「うう・・・・。」
N その時
Dz「おーーーーーーい」
A,B,Cz「!」
N Dzが走ってくる。
A 「Dz・・・。」 B 「無事か・・・。」
N Dzは嬉しそうな声で
Dz「皆〜、いい物手にいれたわよーw」 A 「何ぃぃぃ!!」 B 「何だとぉぉ!!」 Cz「何ですとぉぉ!!」
Dz「ぜー・・・はー・・・こ・・これー><」 A 「んん・・・?」
N 昔話の本
Cz「あほかぁぁぁーーーーーっ!!」 Dz「ぺぐぅっ!」
N Dzの頭に浴びせ蹴りを食らわせるCz。
Cz「どうせなら食べ物か火つけ石でもとっ てきてよー><」 Dz「でもね・・・でもね!!! この村に伝 わる言い伝えがかかれた本なんだよ −><」 B 「どんなだよ。」 Dz「聖夜を祝福すると、幸せになれるんだ って。」 Cz「それで幸せになれたら、皆幸せになっ てインフレおきてるわよー!!」 A 「いや・・そこまで夢潰してやらんでも ・・・。」 Dz「うう・・・・」 A 「よーしよし・・・(なでなで」 Dz「・・・・・♪」
N Dzは本を開き
Dz「なんかね、この本呪文が書いてあるんだ〜。」 B 「へー。」 Dz「唱えてみていい?」 B 「ああ、好きにしてくれ。」
N Dzはゆっくり唱えだす。
Dz「エディエ・エディエ・ラ〜ララ・エディエ・エディエ・サバド エディエ・エディエ・ラ〜ララ・ま〜や〜ま〜や〜
サンバ・デ・た〜う〜★
エディエ・エディエ・ラ〜ララ・エディエ・エディエ・サバド エディエ・エディエ・ラ〜ララ・ま〜や〜ま〜や〜
ラ・ガウツ・デ・エリア!!」
N どごぉぉぉぉぉぉぉん
A、B、Cz、Dz「!!」
N なんと、突如地面に魔方陣が現れ、一人の少女が でてきて・・・。
(エリア登場の詩)
エリア「エリア・ラーグナ参上や♪」
Dz「わーい、神様だーーーw」 Cz「んなわけあるかぁぁーー!!」 Dz「ぐふぅっ!」
N Dzにラリアットをお見舞いするCz
B 「な・・何だお前・・・。」 エリア「ニャハハハ、よぉく聞いてくれたで。」
N エリアは髪をかきあげ
エリア「魔界の平和を守るため!! 子供の魂を求めて!! 魔導神器、妖艶の炎、エリア・ラーグナ 参上や♪」 B 「わけわかんねえ・・・。」 エリア「なんやて><」
N エリアは呪文を唱え出す。 エリア「焼き尽くせ、炎の刻・・・!!!!」 B 「ぐわああああああ」
エリア「ほいじゃイケニエもらおーか。」
N エリアは空に手をかざす。すると、Czの体が エリアに吸い込まれる。
Cz「え・・ええ!!」 エリア「お前がイケニエや〜」 Cz「あたしかい!!」
N しっかりCzをかかえるエリア。
A 「まて!!」 エリア「やかましい!! 炎の刻・・!!!」 A 「ぐああああ」 エリア「じゃあ、もろてくで〜。」
N と、還ろうとしたその時。Dzが一歩前にでる。
Dz「誰も〜〜し〜ら〜な〜い〜〜、見知らぬ地〜〜♪」 エリア「な・・何や・・・?」 Dz「ここ〜に〜、来たのは、いつだろう〜〜〜〜♪」
N その時、エリアに捉えられていたCzも歌いだす。
Cz「ひ〜と〜つ〜の〜で〜あ〜い〜、それはささやかな 奇跡〜〜〜♪ 天〜使〜からのおく〜〜りもの〜〜〜♪」 Dz「聖〜なる火〜〜、ロウソクにともそぉ〜〜〜♪」 Cz「ささやかな奇跡〜、その胸にいつ〜までも〜〜♪」
Cz、Dz 「忘れ〜ないで〜〜、すごした日々を〜〜♪ 皆の笑顔〜、いつまでも〜〜〜〜〜〜♪」
エリア「う・・うう!!」
A 「星の流れる〜、闇色の空〜〜〜♪ 月が優しく〜照らしだす〜〜♪」 B 「共に〜〜過ごした仲間〜たちと〜♪ 共に見上げ、そして語ろう〜〜♪」
A、B、Cz、Dz「大切な〜〜この時を〜〜、皆で祝お〜♪ それぞれの〜、二度と戻らぬ日々〜〜♪ 大切な〜、この時を〜皆で祝お〜〜〜♪ 皆でおこした奇跡、これからもずっとぉ〜♪」
エリア「う・・うああああああ!!!!」
A 「幸せな〜〜♪」 B 「この〜日を〜〜〜♪」 Cz「忘れはしない〜〜〜♪」 Dz「だから、皆で祝お〜〜♪」
A、B、Cz、Dz「世界樹の下で〜〜〜〜♪」
エリア「う・・うあーーーーーーーー!!!!」
N エリアの姿が消滅する。
B 「き・・きえた・・・。」 A 「だ・・・大丈夫か・・?」 Cz「へ・・平気みたい・・・。」 Dz「や・・やったね・・・。」
N りーーん、ろーーーん
Dz「あ・・・鐘・・・。」
N 〜貴方達の心からの祝福、たしかに聞き届けました〜
B 「うお!!!」
N 〜貴方達に祝福を〜
N 声が消えると、すぐ目の前に大きな家が現れる。
Cz「!!!」 Dz「わーー、おっきないえだーーw」
N 〜貴方達に与えましょう、そして、そこからは自分達の力で 生きていきなさい。貴方達なら大丈夫です・・〜
あたらしいレンガの家、豊富な料理
Cz「や・・やったね・・・」 A 「ああ・・・神様って本当にいるんだな・・。」 B 「信じられねえ・・・でも、嬉しいぜ!」 A 「これでしのげる・・・。」 Dz「ありがとう・・・神さま・・・。」
N 彼らはこれからも強く生き、それぞれの幸せを掴むだろう。 希望の鐘の中、祝福された者達なのだから・・・。
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