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- タークス・FF11小説「お節介な女」 前書き - ウルフ [3/12(Sun) 9:36]
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タークス・FF11小説「お節介な女」 その3(最終話) - ウルフ [3/12(Sun) 11:43]
タークス・FF11小説「お節介な女」 後書き&設定資料編 - ウルフ [3/12(Sun) 11:53]



タークス・FF11小説「お節介な女」 その3(最終話)
ウルフ [Mail]
3/12(Sun) 11:43
アリッサは、ウルフに連れられて西ロンフォールの森
に、本格的に足を踏み入れた。

「う〜ん、これでいよいよ、私も冒険者かあ。」

感慨にひたるアリッサであった。

「じゃあ、まずはそこのウサギやミミズから、やって
みよ〜。」
「オケ。」

ウルフは、アリッサに「プロテス」と「シェル」を
かけた。

「さあ、頑張れ。」

ウルフの援護をもらって、アリッサはザコとの戦いを
開始した。
一応ウルフも、白とは言えレベル40なので、ここら
のザコは問題にならない程強い。おまけにサポート
で黒20もついている。
そんなウルフの後ろ盾もあり、アリッサは順当に狩り
を続けていった。

レベル4くらいになった頃、ウサギやミミズに飽きて
来た彼女は、少し強い敵に手を出したくなっていた。
そこで選んだのは、羊である。が、
たまたまその時、サポートで減ったMPを回復する為
に、ウルフは離れた場所でヒーリングに入っていた。
ウルフがあわてて駆けつけた時には、

「ごち〜ん☆」

と言う音がして、羊の頭突きを受け、アリッサが
戦闘不能になる。

「あらら、羊はちょっと早かったね。」

そう言いながら、ウルフは「レイズ」を唱えると、
アリッサをあっさり復活させる。

「ありがと〜。」
「今度からは、気をつけ無いと駄目だよ。」
「ごめ〜ん。」

そんなこんなで、アリッサはレベル7程度まで成長
した。

「そろそろ次の段階の装備かな。一度戻るよ。」
「了解〜。」

ウルフはアリッサを連れて、一旦サンドリアに引き
上げると、南サンドリアの武器屋へ向かった。

「じゃあ、新しい装備を買ってあげるよ。」
「わ〜い。」

ウルフは、アリッサに新しい装備を見繕(つくろ)っ
てあげた。

頭 レザーバンダナ
片手 ワックスソード(変化無し)
盾 ラワンシールド(変化無し)
胴体 レザーベスト
腰 レザーベルト
脚 レザートラウザ
足 レザーハイブーツ

「これで、当分は装備に困る事は無いでしょ。」
「サンキュー。」
「でも、今まで使ってた装備は、また必要になるから
処分したら駄目だよ。ちゃんととっといてね。」
「了解。」

アリッサにとっては、あの恥ずかしい装備から解放
される事の方が、うれしかったに違いない(はず)。
とりあえず、その日はそこまでで、また次の日と
言う事になったのだが・・・。
次の日にウルフがアリッサと会ったら、

「どうしたの?その格好は。」
「うん、ちょっとね・・・。」

その日の彼女は、ボロボロであった。
ウルフが理由を訪ねると・・・、

彼女には、やはり冒険者になりたがってる弟が
居て、彼女の装備をこっそり持ち出したのだそ
うだ。
それで喧嘩になったと言う事らしい。

「まったく、油断もスキもあったもんじゃない。」

彼女にとって一番の敵は、モンスターよりも自分の家族
だったと言う事か。
さすがのウルフも、これにはお手上げであった。
未だに怒り冷めやらぬ彼女をなだめながら、ウルフは
今日もアリッサの世話を焼くのであった・・・。

         お節介な女 完結



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