Turks Novels BBS
〜小説投稿掲示板〜


[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」設定編 - DAI [6/15(Sun) 6:44]
Re:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第1話 - DAI [6/15(Sun) 7:04]
Re[2]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第2話 - DAI [6/16(Mon) 15:07]
Re[3]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第3話 - DAI [6/17(Tue) 15:54]
Re[4]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話の前に - DAI [6/18(Wed) 15:49]
Re[5]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 α編 - DAI [6/18(Wed) 19:19]
Re[6]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 β編 - DAI [6/19(Thr) 15:51]
Re[7]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 γ編 - DAI [6/20(Fri) 19:23]
Re[8]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第5話 - DAI [6/21(Sat) 13:02]
Re[9]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第6話 - DAI [6/23(Mon) 9:59]
Re[10]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第7話 - DAI [6/24(Tue) 9:54]
Re[11]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第8話 - DAI [6/25(Wed) 10:51]
Re[12]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第9話 - DAI [8/20(Wed) 17:36]
Re[13]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第10話 - DAI [10/1(Wed) 11:58]
Re[14]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」最終話 - DAI [10/1(Wed) 13:56]
Re[15]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」エピローグ・・・そして・・ - DAI [10/14(Tue) 11:10]
投稿者削除 - ---- [10/15(Wed) 14:16]



Re[14]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」最終話
DAI [Mail]
10/1(Wed) 13:56
遥か昔・・・ラグオルの制御は一つのシステムが行っていた。

しかし・・次第に新たな制御システムが開発され、この制御システムは使用されなくなっていった。

そのまま時が流れ・・・やがてそのシステムは感情を持つようにまでなった。

一つは「寂しい」という感情・・・もい一つは「憎い」という感情。

そしてその感情は二人の存在を作り上げた・・・・

「寂しい」という感情は青い目の女の子を作りだした。
「憎 い」という感情は赤い目の男を作りだした。

その感情は長い間眠っていたがあの事件(第1話)でシステムが再起動し、高分子ホログラムにより実体化したのが「リューネ」だった。

白に出会ったことで寂しさが開放されたことにより、憎しみを押さえつけていられなくなり・・・・あの「リューネ」も目覚めてしまった。

そしてこの戦いが始まってしまった・・・・・

「うぅ・・・・」

白はなんとか立ち上がって周りを確認した。

あの爆発の後・・どれ位たったのだろうか・・・・貫通しているが普通の体ではないのでなんとか立ち上げることが出来た。

ふと・・前に人影が見えた。

警戒した・・・あのリューネだったら勝ち目は無い・・・そう思ってたが・・・その姿を見た時・・・思わず涙がこぼれた。

「リューネ!」

白が叫んだ先・・そこには青い目のリューネが立っていた。

「白ねーちゃん・・・・ごめんね・・・うぅ・・・・・」

白は思わず走りだした・・そして抱きしめようとした・・・・が

次の瞬間・・・白はリューネの後にいた。

「・・・・・あれ?」

白はまるで理解出来なかった。

リューネは微動だにしなかった・・・いや、出来なかった・・・

「白ねーちゃん・・・ごめんね・・・こんなことになって・・・」

「いいのよ・・さぁ・・いっしょに帰りましょう」

「・・・・・ごめんね・・・出来ないの・・・・もう維持も出来なくなってるの・・・」

その時、リューネの体が歪んだ・・・白はそれを見て・・・全てを理解した・・

「白ねーちゃん・・・ありがとう・・・私に新しい感情をくれて・・・」

「新しい感情・・・・?」

「うん・・・それは・・嬉しさ・・・そして・・・勇気・・」

リューネは揺らめく体でそう言った。

「リューネ・・・・お別れは言わないわよ・・・」

「白ねーちゃん・・・・うん!」

白は涙を流しながらも笑ってリューネに言った。

「絶対・・また会おうね」

「う・・ん・・・また・・・ぜっ・・た・・・・い・・・・」

そしてリューネは薄くなり・・・・消えていった・・・・

それと同時に白は意識を失った。



意識が目覚めたのは医務室だった・・・これで2度目の医務室の天井だった。

目が覚めたと同時に周りから声が聞こえた。

「お!起きたか!!良かったな!!」

「まぁ!大丈夫でしょうか?」

声の主は赤を緑だった。

「他のみんなは?」

白は少し傷が痛んだが我慢して質問した。

「他のみんなはとりあえず大丈夫だ・・・隊長以外は・・・」

「隊長はどうしたの?」

「発見されないんだ・・・まだ・・・」

赤は悪いと思ったが質問した。

「その・・・・リューネは・・・お前が・・・?」

「・・・・・・・・リューネは・・・・最後まであのリューネだったよ・・・」

白はそうとだけ呟いた。

「そうか・・・・・」

赤もそれ以上言うことは無かった。

その時、ドアが開きオレンジが入ってきて叫んだ。

「隊長が見つかったぞ!!」

「本当か!!」

「すぐ行こう!!白!待っててくれ!!」

「ええ・・」

全員が部屋から出て一人になった時、声が聞こえたような気がした。

(白ねーちゃん・・・またね・・)

「またね・・・リューネ・・・」

白は静かに呟いた。




終わり



この記事にレスをつける時は、下のフォームに書きこんでください。
お名前
URL
メール
※SPAM対策のため、メールアドレスは入力しないようお願いします。
題名
メッセージ
パスワード
このツリーを一番上に持っていく

下のボックスにパスワードを入力すると、記事の修正及び削除が出来ます。
パスワード

Tree BBS by The Room