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- ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」設定編 - DAI [6/15(Sun) 6:44]
Re:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第1話 - DAI [6/15(Sun) 7:04]
Re[2]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第2話 - DAI [6/16(Mon) 15:07]
Re[3]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第3話 - DAI [6/17(Tue) 15:54]
Re[4]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話の前に - DAI [6/18(Wed) 15:49]
Re[5]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 α編 - DAI [6/18(Wed) 19:19]
Re[6]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 β編 - DAI [6/19(Thr) 15:51]
Re[7]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 γ編 - DAI [6/20(Fri) 19:23]
Re[8]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第5話 - DAI [6/21(Sat) 13:02]
Re[9]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第6話 - DAI [6/23(Mon) 9:59]
Re[10]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第7話 - DAI [6/24(Tue) 9:54]
Re[11]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第8話 - DAI [6/25(Wed) 10:51]
Re[12]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第9話 - DAI [8/20(Wed) 17:36]
Re[13]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第10話 - DAI [10/1(Wed) 11:58]
Re[14]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」最終話 - DAI [10/1(Wed) 13:56]
Re[15]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」エピローグ・・・そして・・ - DAI [10/14(Tue) 11:10]
投稿者削除 - ---- [10/15(Wed) 14:16]



Re[10]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第7話
DAI [Mail]
6/24(Tue) 9:54
数時間後・・・

彼等はある場所に来ていた。

ポイント23-5-10

そこはかつて巨大な海底研究施設のあった場所である。

無事、復帰したシステムで追尾した結果・・リューネの反応はここで途絶えてしまった。

その為、彼等はこの島へ手掛かりを探しに来たのだ。

「リューネの反応は?」

「・・・・駄目ですね・・ここにはかつてのジャミングがまだ残存しているようです」

「そうか・・・」

その時!上空から巨大な物体が突如、落下してきた。

「!! 全員散れ!!」

全員が咄嗟の判断でその物体を寸前の所で回避し、潰されるのはなんとか回避出来た。

「あいててて・・・」

「全員・・・大丈夫か?」

「ああ・・・」

「はい・・・」

「お・・・おい・・・あれ・・何だ?」

「ん?・・・・!!」

全員が落下した物体を見た。
それは異形の怪物だった・・・そしてその怪物の肩にある人物が座っていた。

「リューネ!!」

白は誰よりも早くリューネを見つけ、叫んだ。

「ようこそ・・・死に場所へ・・くくく」

「死に場所だと?」

「ああ・・ここはおまえ等の墓場だよ」

「なんだと!貴様!」

赤が飛び掛ろうとすると、怪物がすぐさま攻撃を仕掛けてきた。

「うわっ!!」

「ふふふ・・・こいつはオルガ・フロウって言ってね、かつてここで倒された実験体なんだ・・・だけど俺が残骸から復活させたのさ」

「オルガ・フロウ・・・だと」

隊長はその名前を聞いて総帥の言葉を思い出した。

「隊長! オルガ・フロウってなんだよ?」

「奴は・・・」

「まあ、精々ここで頑張って死んでくれ」

隊長の言葉より先にリューネが話すと、彼女は宙に浮き移動を開始した。

「リューネ!!」

白の叫びにも振り向かず、リューネは海底の施設へと向かっていった。

「おまえ達は早く行け!!ここは私が食い止める!!」

隊長は全員に命令した。

「何馬鹿なこと言ってるんだ?あんなデカイ奴をどうやって食い止める?」

「・・・そういえば見せたことが無かったな」

「?」

「来い!!マグ!!」

黄色が叫ぶと、空の彼方から轟音が響いた・・・と同時に地面が地響きを立て始めた。

そして・・黄色のマグが姿を表した。
それはマグと言うにはかなり大きい・・・と言うより戦闘機そのものだった・・・更に地面からはドリルタンクが出てきた。


「な・・・なんだこの戦闘機とタンクは・・・?」

「私のマグだが」

「へ?」

「行くぞ!!」

そう言うと隊長は天高く飛び、叫んだ。

「PB合体!G BOZE!!」

それと同時に隊長の両手、両足が折りたたまれ格納されていく・・・
戦闘機は二つに分離、変形し両腕の形になった。
ドリルタンクも二つに分離、変形し両足の形になった。

そしてそれぞれのパーツが隊長に合体し、巨大なアンドロイド(?)が完成した。

他の者はしばし呆気に取られていた・・・

「何をしている!!早く行け!!」

その言葉に我に返った隊員達は・・・

「た・・・隊長・・ではお願いします」

そう言って海底施設へ向かった行った。

しかし赤だけはまだその場に留まっていた。

「赤!何をしている!」

そう言うと赤は大声で叫んだ。

「帰ったら俺にもそれ作ってくれーーーーーーー!!!」

そう言うと赤もみんなの後を追って行った。

「ふっ・・・ああ帰ったらな」

隊長は意を決し、オルガ・フロウに向かって行った。



他の隊員達は施設内に入り、リューネの後を追っていた・・・が
通路の奥から足音が聞こえた・・・一人ではない・・・かなり大勢だ・・・又あのアンドロイドか?

しかしその姿を確認した時、全員が驚愕した・・・"それ”は自分達だった。
正確には自分と全く同じ連中がそこにいたのだ。

だがなぜか違和感があった・・・なんだ?・・・そうか・・一人足りない・・・
よく見ると白だけはそこに存在しなかった。

「白・・・おまえは先に行け」

「え?」

「あいつはおまえの会いたいんだよ」

「行ってやれ、そして助けて来い」

「わかったわ・・・ありがとう」

「行くぞ!!みんな!!」

白を除く全員はPBを発動させた。

「PBブースター!!」

「PBヘビーアームズ!」

「PBジェノサイドライフル!」

「PBフォトンブレイド!」

「PBスパイラルロッド!」

「PBマフシューター!」

「PBソウルカッター!」

「PBエネルギーナックル!」

それぞれが自分を相手に戦いを始める中、白はその中を抜けリューネの元に向かった。

 
そして・・・・

「よう・・・やっと来たか」

白は地下の巨大な空間でようやく会えた。

「リューネを返してもらうわ!」

「・・・まったく馬鹿だね〜・・・何度言えばわかるんだよ・・・あいつは俺だ・・・俺はあいつだ・・・返すも返さないもないんだよ!」

「いいえ!あなたはリューネなんかじゃない!・・・あなたはリューネの体を乗っ取った悪魔よ!」

「で・・・俺を追い出して、あいつを助けようってか?・・・・・やれるもんならやってみな!!」

「ええ!必ず助けて見せる!!」

白はリューネに向かっていった。


そしてある心の奥底・・・・

「し・・・ろ・・・・ね・・え・・・ちゃ・・・・・・・・」



つづく
 



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