Turks Novels BBS
〜小説投稿掲示板〜


[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- 平和(?)な日々 プロローグ - じゅん [6/2(Mon) 12:50]
Re:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 14:35]
Re[2]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 15:07]
Re[3]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 15:57]
Re[4]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 16:29]
Re[5]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 17:53]
Re[6]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 20:14]
Re[7]:平和(?)な日々 エピローグ - じゅん [6/2(Mon) 21:19]
Re[8]:平和(?)な日々 あとがき - じゅん [6/2(Mon) 21:25]



Re[6]:平和(?)な日々 
じゅん [Mail]
6/2(Mon) 20:14
ドラゴンの巣窟らしき地下の空洞に再び足を踏み入れる

「さーて、どうやって倒そうかね」
フォーマーのファインがつぶやく

「さっきのフォイエはあまり効いてなかったようですねぇ」
ルーが呑気に言う

「じゃぁボクの新しい銃で頭を狙い撃ちかな?」
と嬉々として話すはハニュエールのキラ

「まずは身の安全からでしょう、シフタとデバンドを掛けておきますがくれぐれも無茶だけはしないように」
ジュンが落ち着いた声で話す

ドラゴンが咆哮を挙げて近ずいてくると
各自一斉に横、或いは後ろへと回り込む

横から頭に狙いを定めたキラは手にした銃を乱射するが
ドラゴンは頭を大きく左右に振って歩いているためなかなか当たらない
ファインはスライサーを胴体目掛けて放っているものの
ドラゴンの強靭な皮膚の前には大きくダメージを与えられないようだ
「やはり、テクニックで一度動きを止めるか・・」
ジュンはギゾンデ、ルーはギバータをTPの続く限り使い続ける

ファインもギゾンデを使うと、ドラゴンが急に悲鳴のような咆哮を挙げてうずくまる

「やった、これなら当たるよ」

キラはうずくまった頭に狙いを定めて銃を放つ

「よし今のうちに回復だ」
「はい!」
二人でレスタ、シフタ、デバンドを掛け万全の態勢にして、一気にたたみ掛けようととしたその時

一際大きな咆哮と共にドラゴンが飛び上がった

そしていきなりキラ目掛けて急降下してきた

(しまった!!)

ジュンがそう思ったときにはすでにドラゴンは地中に潜った後だった
側には倒れて動かないキラの姿があった

「う・・・」
か細いうめき声があがる

(命には別状はないか・・だが・・)

レスタを使い必死にキラの回復をしていると今度はルーの足元からドラゴンが飛び出してきた

(!!)

「きゃぁぁぁぁ・・」

ルーが空中に放り投げられる

「早くルーちゃんの所へいって!!」
倒れていたキラが叫ぶ

「しかし、お嬢様はもう平気で・・」
ジュンが言うよりも早くファインが
「おれがついてるから、お前は向こうの手当てして来い!!」

「すまない」
と二人に一言告げるとルーの元に走る

「あの二人はどんな関係なんだ?兄妹かい?」
場違いな質問がファインからでてくる

「夫婦だよ」
律儀にも質問に答えるキラ

「犯罪じゃないのか・・・・・」
冗談ではなく本当にそう思ったらしいファイン

ルーの元にたどり着くと必死の形相でレスタを使う
だがレスタの効果は一向に現れなかった

(まさか・・・いやそんなはずはない!)

(もっと強力なフォトンがあれば・・よし、一か八かだが)

ジュンは精神を集中し足元に一つの円陣を描く

フォトンミラージュ

マグの力を借りて蓄積したフォトンを一度に開放する方法である

(頼む・・効いてくれ・・)
開放したフォトンが一箇所に集まりある形を作り上げる
それは長髪の女神のようにも見えた
フォトンミラージュから柔らかい光が降り注ぐ

すると、ルーの顔に赤みが差し生気が戻った
(よかった・・・)
すかさずレスタを使いルーの回復にあたる

すると後方で回復していた二人が驚愕の声を上げる
「な、なにこれ・・?」
「なんだ、どうなってるんだ?」

見るとキラが手にしていた銃の装飾が剥がれ落ち
一回り小さくなっていた

銃は傘が開くように展開され、真の姿を表す
うっすらと光を放つ銃に目を奪われながらも迫りくるドラゴンに向けて銃口をむける

(なんだか解らないけど、とにかくあいつを倒さなきゃ)
キラが引き金を引くと今までにはない勢いで光の槍が放たれる

その一撃でドラゴンの片方の翼がちぎれ落ちる

「す、すごい威力だ・・」
ファインが思わずつぶやく

「よしこれならあいつも倒せる!」
キラはドラゴンの頭に狙いをさだめるがもうその必要はなかった

空洞全体を震わせる、悲痛な叫びと共にドラゴンはゆっくりと崩れ
落ちて行った



この記事にレスをつける時は、下のフォームに書きこんでください。
お名前
URL
メール
※SPAM対策のため、メールアドレスは入力しないようお願いします。
題名
メッセージ
パスワード
このツリーを一番上に持っていく

下のボックスにパスワードを入力すると、記事の修正及び削除が出来ます。
パスワード

Tree BBS by The Room