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- 平和(?)な日々 プロローグ - じゅん [6/2(Mon) 12:50]
Re:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 14:35]
Re[2]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 15:07]
Re[3]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 15:57]
Re[4]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 16:29]
Re[5]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 17:53]
Re[6]:平和(?)な日々  - じゅん [6/2(Mon) 20:14]
Re[7]:平和(?)な日々 エピローグ - じゅん [6/2(Mon) 21:19]
Re[8]:平和(?)な日々 あとがき - じゅん [6/2(Mon) 21:25]



Re:平和(?)な日々 
じゅん [Mail]
6/2(Mon) 14:35
「なんだよ・・もうちょっと静かに寝かせてくれよ・・」

男は起きぬけにそういった。
ずいぶんと騒々しい目覚めだったようだ。
ドアの外からは慌しい足音が鳴り続けている。

「何かあったんですかねぇ?」
キッチンから可愛らしい声がした

「さあな、こんなにもうるさいと寝ていられんな」
男はベッドから降りるとタオルを掴み洗面所へ向かう

すでにテーブルにはコーヒーが置いてある

「もう少しで朝ご飯できますからねー」
「うん、すぐに行くよ」

冷たい水で眠気を吹き飛ばすように洗顔をして
テーブルへと向かう

男が椅子に座ろうとした時、室内の通信機から呼び出し音が鳴る
「あ、私がでますよ」
キッチンから朝食を運んできた少女が通信機へ向かう
「すまないな」
男はそう言うとコーヒーにミルクを入れスプーンで混ぜ始めた

少女が通信機のスイッチを付けると
いきなりあわてた声が部屋に響いた

「ジュン殿よろしいかな?」

少女はいきなりの大声に驚きながらも答える
「は、はい。なんでしょう?」

通信機から予想しなかった声が返ってきて戸惑ったのであろうか
相手はさらにあわててしまったようだ
「ナンバーを間違えたか?いやまさか・・通信機までやられたのか?」
少女がおそるおそる話しかける
「あ、あのぅナンバーは間違えてません、ここはジュンさんのお部屋です」

「ルー、変わったほうが早そうだ」
「はい、そうですね」

ジュンは通信機に向かった
「おちついてくれないか?折角の妻の手料理が楽しめないじゃないか」
何気ない一言にルーが顔を赤らめる

「おおジュン殿、実は大変なことがおこってしまいまして・・すぐに来ていただけませんでしょうか?」

「・・・・・わかった、なるべくすぐに行くからとにかく落ちつけ、とりあえずお茶でものんでまっててくれ」

「し、しかし・・」

ジュンは通信機のスイッチを切るとテーブルに戻った

「いいんですか?勝手に切ってしまって・・」
「折角君が用意してくれた朝食があるんだ。食べてからでも罰は当たらないだろう?」
そう言うと香ばしく焼けたパンを口へ運ぶ

「それにあんな状態じゃあまともにはなせないさ」
「それもそうですね」


談笑しながらの朝食が終わるころには通信から20分が過ぎていた

「さて、余り待たせるのも悪いな、そろそろいってくるよ」
「はーい、いってらっしゃい」



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