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時を越えた宿命〜第5話〜その01〜
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Gum [1/4(Sat) 12:36]
時を越えた宿命〜第5話〜その02〜
- Gum [1/4(Sat) 12:38]
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時を越えた宿命〜第5話〜後書き〜
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Gum [1/4(Sat) 13:06]
時を越えた宿命〜第5話〜その02〜
Gum
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1/4(Sat) 12:38
地表ではレオン、フィオナの班に別れ探索が続いていた。今日のラグオルは雨だった。
「雨の日に探索とはついてないね。」
フィオナは毒付く。
「そうですね。・・・・・あ、姉御、広域レーダーを見てて分かったんですが
その分今日はハンターズの姿が少ないですよ。」
「まあ、こんな雨の日には来たくもなくなるだろうさ。
あたし等は昨日休んだからね。その分遅れてるから進まないといけない。さあ、いくよ。」
レオンの班では何事も無く探索が進められていた。
レオンたちは先日登録されたばかりで、ハンターズギルドの登録レベルは未だに5か6くらいである。
しかし、実は潜在能力・・・と言うか隠している能力のおかげで実際の強さは、遥かに上である。
それでもレオン達はクラインに注意されたように実際のレベル5か6の様に振舞っていた。
一昨日の様に色々な敵が出てくるが、既に対処法は把握している。そのような敵に遅れを取るはずが無かった。
しかし、敵には負けなくても、散在する家々に人影が全く無いのには閉口した。
「本当に普通に生活してて、ある瞬間に人だけが居なくなったような感じだな。」
レオンの率直な意見はこうだった。
今日探索するエリア・・・・エリア2と便宜上呼ぶことにしているエリア・・・のほとんどが一昨日と同じようであった。
違うとすれば、ラッピ−と呼ばれる生物たちが自分達の姿を見ると一目散に逃げていくことだった。
レーダーマップによると次の大きな広場を越えると
セントラルドームの正面入り口のそばまでトランスポーターで飛べるのが分かった。
その大きな広場に来た時である。
突然頭上から、物凄く大きな生物が10匹ほど群れをなして現れた。
コードネーム『ヒルデベア』で呼ばれる本星にいたゴリラのような生き物である。
先日のラッピ−達とは違い、この10匹の動きはばらばらであった。
広場の向こうのほうへ行き、そこにいるサベージウルフを殴りつけるもの。
広場の横の方にある木々を殴り倒しているもの。
10匹のヒルデベアの動きは様々であった。
レオンはそのうちの数匹の間に飛び込むと大剣を振るう。
これが効を奏し、一気に7,8匹を引きつけることに成功した。
しかし、残りの1匹がシヴァンに目をつけたようだ。
シヴァンもいち早く、バータ系のテクニックのうち中級に位置する『ギバータ』を唱え、ヒルデベアに向けて冷気を放つ。
しかし冷気が発動するより先に一瞬早く、ヒルデベアの大きなこぶしがシヴァンを襲う。
「きゃあ!!」
シヴァンは軽く数メーター吹っ飛び、岩壁に背中をしたたかに打ちつけた。
「う・・・・。」
体を岩にぶつけた衝撃をもろに受け、シヴァンはまともに動くことができなかった。
しかもその一瞬、息も吸えずにシヴァンは意識を失いかけた。
シヴァンを吹き飛ばしたヒルデベアが、シヴァンに近づいてきた。
動かないシヴァンを見つめ、にんまりと笑った様だ。
そして腕を振り上げると、こぶしを動かないシヴァンに叩きつける・・・。
ガキン・・・・・・。
鈍い音がしたかと思うと、ヒルデベアのこぶしの下に、大剣を構えてこぶしを止めた男が居た。
レオンである。そのそばにはシンシアがいて、シヴァンにレスタをかける。
残りの9匹も、レオンたちの周りを取り囲んだ。
今すぐにでも一斉に襲ってくるかもしれない。そんな緊迫した時が双方の対峙を促す。
その一瞬、レオンは傍らに倒れるシヴァンの方を見る。
レスタのおかげで岩壁で擦ったり、打撲した外傷は消えた様だ。
もちろん、シンシアも無事だ。一瞬安堵するが、すぐに緊張感を取り戻す。
「この・・・・狂った獣が!!」
レオンの体から凄まじい闘気が涌き出る。
ヒルデベアはそれを見て少したじろぐ。その瞬間に、レオンは呪文を唱えていた。
『大気の聖霊に命ず。汝らの氷持て、敵を切り刻む刃と為せ。』
呪文の効力が形を為し、レオンの持つ大剣に氷の力が宿る。
今回は、レオンは探索中に、一抹の不安と幾ばくかの怒りを覚えていたせいで
魔法力を制御せずに魔法剣を使った。
そのせいか、今までに見たこともないほどの魔法力が剣に注がれていった。
余剰力となった氷の魔法力は、レオンの周囲に極低温の嵐を吹き起こしている。
「お兄様!駄目!!」
シンシアの止めるのも聞かずに、レオンは禁止されている魔法剣を放った。
氷の力が宿った大剣を大地に突き立てる。
「終奥義!氷裂斬撃陣!!(ブリザードスラッシャー!!)」
レオンを中心に、強烈な激低温の渦が沸き起こり、続いて、大きな氷がいくつも現れた。
その巨大な氷はレオンの周りを円周上に廻り、そのまま広がっていく。
その氷に触れたヒルデベアたちは、あるものは凍り付き、あるものは無残に切り刻まれた。
この時代のテクニックで言うなら、ラバータ(氷系のテクニックの中で上級テクニック)が近いであろうか。
10数秒後、辺りに残ったのは10匹のヒルデベアの無惨な死体だけであった。
魔法力を制御せずに魔法剣を使用した為であろう。肩で息をしている。
「はあ・・・はあ・・・・はっ!!」
レオンはやっと我に帰った。
「シヴァンは無事か?」
「はい。お兄様。気を失ってるだけですわ。」
「そうか。よかった。」
そう言うと、レオンはシヴァンを軽々と抱き上げ、先に進んでいった。シンシアがそれに続く。
3人は広場の奥に設置されているトランスポーターでセントラルドームの正面入り口付近にワープアウトした。
3人の姿が消えた後、物陰で気配を殺していた人影が現れた。その人影はかなり大きかった。
手にはなにか紫色の細長い棒のような物を持っていた。
「ふむ・・・。奇妙な剣を使うものだな。ん?ああ。あの者達か・・・。わが組織が目をつけているのは。
しかし、それにしても私としてはあの男と戦いたいものだ。売り払うには余りに惜しい・・・。
いや・・・。組織の命には従う。いままでも、そしてこれからも・・・・な。ああ、これから帰還する。
顔は覚えたからな。」
通信機の向こうの人間と話をしつつ、一人言も言っている。その人影は通信機を切り、もう一度3人が消えた方を向いた。
その時、体の陰になっていた、手に持つ棒の先からの部分が見えた。
それは細長い棒の先に、長い赤紫色の刃がまるで三日月のごとく延びていた。
「いつか必ず互いの全力を持って戦いたいと思うぞ。」
そう言うと、その人影はゆっくりとパイオニア2へのテレポーターのあるほうへ帰っていく。
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