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☆ - タークス小説第３弾・前書き - ウルフ [12/8(Sun) 4:38]
「裏の会社・タークスの裏」第１話 - ウルフ [12/8(Sun) 5:10]
「裏の会社・タークスの裏」第２話 - ウルフ [12/8(Sun) 5:49]
「裏の会社・タークスの裏」第３話 - ウルフ [12/8(Sun) 6:20]
「裏の会社・タークスの裏」第４話（最終話） - ウルフ [12/8(Sun) 7:05]
あとがき - ウルフ [12/8(Sun) 7:10]
毎回 - Ｇｕｍ [12/8(Sun) 13:02]
んとねー - サムス・アラン [12/15(Sun) 22:11]
Re:外伝ネタ - おりん [12/20(Fri) 9:39]


「裏の会社・タークスの裏」第４話（最終話）
ウルフ [HomePage] [Mail]
12/8(Sun) 7:05
ウルフが、ラグオルから持ち帰ったアイテムを店へ
売りに来た。

「いらっしゃいませ。」
「アイテムの売却に来たんだけど。」

ウルフは道具屋の娘と、アイテムの売却価格の交渉に
入った。

「全部でこれくらいでどうでしょう？」

道具屋の娘が、デジタルで表示された金額を見せる。

「今、会社がピンチなんだよ。お願い、もう少し。」
「う〜ん、そうですか。」

ウルフが、粘る。

「それでは、これでどうでっか？」
「もう一声！たのんまっさ〜。」

いつの間にやら、浪速（なにわ）の商人（あきんど）
である。

「よっしゃ、商談成立や！」
「おおきに、これからもよろしゅうに。」

ウルフが帰りがけに、おりんが屋台を出してた所を見る
と、彼女はもう店をしまって会社へ戻った後だった。

ウルフは、会社へ戻ると、まず経理部の様子が気になった
ので、地下へと降りて行った。
ウルフが経理部のドアを開けて、中を覗いて見ると、
おりんが戻って来たおかげで、ウルフに雪崩を打って来た
書類の山は、少し小さくなったようだ。
それでも、これから２人でフルにやって、決算に間に合う
か、少し心配だったが。

「おや、ウルフさん、おかえり。」
「ただいま〜。」
「どんなもんでした？」
「ん〜、こんなもんかな。」

ウルフが、道具屋で売却したアイテムの領収書のような物
を、クルツに手渡す。

「ほほ〜、どれどれ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
　　　　　　　　　　タークス様

アイテム売却合計金額　５８０００M

以上の金額を、確かにお支払い致しました。

パイオニア２　アイテムショップ　

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「さすがウルフさん、中々の金額ですね。」
「まあね。でも、あとこれを何回やったらいいのか。」
「そうですね。あ、私もこれを。」
「え、何？」

おりんが、何やら走り書きの様な物を出す。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日の売り上げ

餃子　８個入り　３０パック

　　　１パック３０×３０＝９００

（単位メセタ）
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

○注意　解りやすさ優先の為、ここではこの金額に
　してます。モノメイトが１個５０メセタなので、
　これで良いと思いますが。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「う〜ん、おりんさんも、中々。」
「しかし、３００名の社員の給料を出すだけでも、一体
これから、どれくらい売ったらいいんでしょうか。」
「とにかく、二人の結果を一度ボスに報告に行くことに
しましょうか。」

３人は、エレベーターで最上階の、サムスの居る社長室
へと行った。

「ウルフちゃん、おかえりなさ〜いな。」
「ただいま〜。」
「ボス、ウルフさんとおりんさんが、これだけの結果を
出してくれましたよ。」
「きゃ、すごいわあ。」
「しかし、今月に限って、いつもより用途不明金が多い
ようですが一体何に使ったんですか？ボス。」
「ええと、何の事かしらぁ？」

あくまでトボケるサムスの机の上に、何かレシートの様な
物が、さりげなく乗っていた。

「ん？これは・・・？」

ウルフが手に取って見ると・・・。

「あぁん、それは駄目よぉ〜。」
「ええと、何々・・・。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
　　　　　　タークス様

最高級特級玉露　５００g　○○○○　メセタ

最高級特級紅茶　１箱　○○○○　メセタ

以下の金額、確かに受け取りました

コーヒー＆お茶専門店　○○○○
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ボス〜、何ですか、これは？」
「しかも、会社の名前で領収書切ってもらってるし。」
「それに、会社の給湯室には、いつもと同じお茶っ葉しか
ありませんでしたよ？」
「惑星がきれいね・・・。」
「誤魔化すなあああ〜〜〜！！！」×３


　　　　　　「裏の会社・タークスの裏」　了


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