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- タークス小説第3弾・前書き - ウルフ [12/8(Sun) 4:38]
「裏の会社・タークスの裏」第1話 - ウルフ [12/8(Sun) 5:10]
「裏の会社・タークスの裏」第2話 - ウルフ [12/8(Sun) 5:49]
「裏の会社・タークスの裏」第3話 - ウルフ [12/8(Sun) 6:20]
「裏の会社・タークスの裏」第4話(最終話) - ウルフ [12/8(Sun) 7:05]
あとがき - ウルフ [12/8(Sun) 7:10]
毎回 - Gum [12/8(Sun) 13:02]
んとねー - サムス・アラン [12/15(Sun) 22:11]
Re:外伝ネタ - おりん [12/20(Fri) 9:39]



「裏の会社・タークスの裏」第3話
ウルフ [HomePage] [Mail]
12/8(Sun) 6:20
タークスの赤字を救う為、ウルフが一稼ぎする目的で
ラグオルへ降りる為の準備を整えに、チェックルームに
行く途中、どこからか、嗅いだ事のある、香ばしい匂い
が漂って来るのに気がついた。
ウルフがそっちの方へ行くと・・・、

「はい、いらっしゃいませ〜、おいしい餃子はいかが
ですか〜?」

そこには、営業許可証をぶら下げた屋台で、餃子を焼いて
売っているヒューキャシールの姿があった。
通称「おりんさん」と呼ばれている、タークスの社員で
あった。

「おりんさん、精が出るね〜。」
「あら、ウルフさん。これからどちらへ?」
「ん〜、我が社の金庫を守る為、ラグオルまでね。」
「そうですか〜。あ、1包み持って行きますか?」
「あ、いいよいいよ。気にしないで。」
「そうですか?じゃ、お互い頑張りましょう。」
「あいよ、おりんさんも頑張ってね。」

この、おりんさんと呼ばれているヒューキャシールは、
本当はクルツの補佐として、経理部に所属しているの
だが、こうして会社がピンチになると、(なぜか)得意
の餃子売りをして会社の経営を助けているのであった。

「あ、そうそう、おりんさん。」
「何でしょう?」
「そろそろ会社戻ってあげないと、クルツさん、かなり
大変そうだったよ。」
「解りました。じゃあ、今焼いている分だけ売れたら、
会社へ戻りますね。」
「あいよ〜。んじゃね。」

ウルフは、おりんと別れると、チェックルームで装備を
整えて、転送装置でラグオルへと降りて行った。
ラグオル地表に着いたウルフは、現在あるエリアの中で、
最も難易度が高い、危険なエリアを選択して進んで行く。
彼女は、ハンターズギルド公認ハンターレベルにおいて、
200レベル中143レベルという、凄腕のハンターでも
あった。彼女より上のランクのハンターは、社員数300
を誇るタークスでも、数える程しか居ない。

だが、今の選択コースは、本気を出した彼女でも、かなり
苦戦を強いられていた。
一番楽な道なら20分程で終了するであろう道のりを、
たっぷり2時間はかけながら、それでもタークスの為に
回復アイテムを惜しまずに進んで行く。

やがて、一通りの探索を終えると、ラグオルで集めた大量
のアイテムコンテナと共に、パイオニア2へと戻る転送
装置へと入った。


          第3話 了

          第4話へ続く



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