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11/7(Thr) 5:13
二番手は私よ……薮医者って言ったらコロス。
Silent of Pioneer2
#2 Girl the fighter
酒場の天窓から星を見上げていたサムスが、ため息を漏らす。それまで静寂が支配していた店内に、黄色い声が響いたのは、まさにその時だった。
「にゃーん。邪魔するぜ〜〜」
「あら……いらっしゃーいな」
サムスはそれまでの憂鬱気な表情から一変し、百万メセタの笑顔と称される微笑みで、声の主を迎える――この辺りは、彼女が商売人としての素質も多く持っている、と言う事の表れでもある――。
店に入ってきたのは、驚くべき事に歳端も行かぬニューマンの少女だった。ニューマンとは、この時代に発達したバイオ・テクノロジーによって生み出された、強化人類の事である。
だが、遺伝子操作や、薬物投与により人工的に造られたニューマンは、必ずしも全ての面において元の人間に優っているとは限らない。例えば、半ば無理矢理な遺伝子操作によって五感を強化されたニューマンは、個体ごとに、その寿命の差が極端である。平たく言えば、明日の命すらも解らない、と言う事だ。
そのために彼らは孤児も多く、また、人権的差別も強い。中には高度な人工知能を登載した、自立型のロボットであるに過ぎないアンドロイドより、扱いが低い者すら少なくない。
こういう経緯があるため、ニューマン族というものは得てして、人間不信であり、他人との交流を自ら避けがちだ。
だが、目の前に居るこの娘はどうだろう。およそニューマンという言葉から感じられるイメージとは、程遠い明るさだ。人を疑う事を知らない、まるで玩具を目の前にした子供の様な笑顔で、陳列されている酒には目もくれず、オレンジジュースを注文してくる。
タークスの中にもニューマンは多く存在するが、その中の誰と比べても、これほどに明るい人間は居ない。皆、笑っていても必ずどこかに陰がある。
この娘からは、それが感じられないのだ。だから、サムスは驚き、それと同時に痛く感激もしていた。どんなに表の光世界で人気者でも、所詮、彼女は闇世界で生きる人間である。それだけに、時として光の世界を渇望する気持ちに、とらわれる事がある。
そんな彼女には、こんなにまぶしい、それもニューマンの少女が目の前に居ると言うだけで、歓びが腹の底から、ふつふつと涌き出てくる様な感じがしたのだ。
ふと、サムスはこの少女の名前が知りたくなった。
「あらん、可愛いお客さんだわー……あなた、お名前は?」
サムスはとびきりの笑顔で、この少女の名前を聞いた。
「あたしはさ〜、さがらって言うんだぜ〜♪」
少女もまた、にんまりと笑顔を全面に作って答える。これもサムスの期待通りだった。だが、この先の彼女の言葉が、瞬間、夢の世界に入り込んでいたサムスを現実に引き戻す。
「ハンターやってんだ〜。昨日はさ、パイオニア1の連中が残した武器を見つけたんだぜ〜」
ハンター。無論、裏のものでは無いだろうが、何の問題も背負っていないものが、こんな因果な商売をやる訳が無いのだ。この世界においてハンターなど、現代で言えば探偵やスパイもどきの十分な汚れ仕事なのだ。
だが、現実に引き戻された彼女は即座に、なぜこんな少女がハンターをやっているのか、という疑問が浮かび上がった。
サムスは、裏世界の一大組織であるタークスのボスだ。自然、あらゆる人間と付き合ってきたが、ハンターでこんな雰囲気を持つ者とは一度も出会った事が無かった。
注文されたオレンジジュースを差し出しつつも、サムスの興味は再び最大限に達していた……。
To be continue.
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