黒岡の朝は早く、午前4時三十には起きて服を着替え始める。 ただし、着替え終わるのは一時間後だ。彼の服装はライトアーマーに ベルトをグルグル巻きにしたもので、ベルトを巻き終えるまでに時間 がかかってしまうのだ。しかもその上に真夏でも脱がない黒いコート を着る。ただのコートなら時間はかからないだろうが、愛銃の予備 マガジンを二十個コートの裏地に付ける作業があるので非常に時間が かかる。馬鹿かコイツ。
黒岡が朝食を取るのは大概六時、食堂が開くと同時だ。 黒岡の朝食は非常に素っ気ない。食堂で余った材料を分けて貰い、(ナスのヘタ、謎のキノコ、賞味期限の切れた物等) 雑煮にして食べる。給料が天引き中の為、贅沢は出来ないのだ。 上司コメント『贅沢は敵だ!』黒岡『欲しがりません、勝つまでは』
食事が終わった後は仕事に没頭する。 、とはいえあまり表の仕事で役に立たない彼は兵器開発などの方に 飛ばされているのだが・・・。
仕事が終わると彼は喫茶店に行く。金が無いので何も頼まないが。 彼はいつもの席に座ると、店長サムス・アランを口説きにかかるが、 いつもの様に素っ気無く断られる。まだ何か言っている彼に店長は 「また給料天引きされたいの?」と冷ややかに微笑む。とても怖い。 黒岡は泣きながら自宅に帰った。
午前三時、布団に重い体を埋めて寝る。
|
|