Turks Novels BBS
〜小説投稿掲示板〜


[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- タークス・FF11小説「お節介な女」 前書き - ウルフ [3/12(Sun) 9:36]
タークス・FF11小説「お節介な女」 その1 - ウルフ [3/12(Sun) 10:20]
タークス・FF11小説「お節介な女」 その2 - ウルフ [3/12(Sun) 11:10]
タークス・FF11小説「お節介な女」 その3(最終話) - ウルフ [3/12(Sun) 11:43]
タークス・FF11小説「お節介な女」 後書き&設定資料編 - ウルフ [3/12(Sun) 11:53]



タークス・FF11小説「お節介な女」 その2
ウルフ [Mail]
3/12(Sun) 11:10
「こんにちわ、ウルフのアネゴ。」

対話の主は、Alyssa(アリッサ)と言う名の、
エルヴァーンの娘であった。
(ちなみに、この会話は個人LSによるものの
ため、周囲には聞こえない。)

「よう、やっと来たね。」

ウルフが居る場所は、サンドリアと言う、
エルヴァーンの本拠地の首都である。
エルヴァーンであるアリッサが、ここに住んで
いる為、ウルフが出向いたのだ。

アリッサと言う名の、このエルヴァーンの娘は、
日頃から冒険者になりたいと思っており、この度
一大決心をして、ウルフに冒険者入門を頼み、
その手解(ほど)きをお願いしたと言う次第である。

「ではまず、冒険者としての装備を、整えようか。」
「あい、よろしく。」
「じゃあ、その為に、まず初仕事だ。」

ウルフは、アリッサを連れてサンドリア港に向かう。
そして、倉庫街の「ブルゲール商会」と呼ばれる場所
へ着いた。

「こんちわ〜。」
「よう、いらっしゃい。」
「こいつ、新米なんだ。何か仕事をやってよ。」
「ほい来た。」
「じゃあ、こいつを頼む。」

簡単なやり取りの後、ブルゲール商会の親父は、
アリッサの前に、荷物を置いた。

「そいつをそのメモの住所に、よろしくな。」
「え・・・?」

アリッサは、ウルフをじ〜っと見る。

「ん?何?」
「何、これ?」
「何って、仕事だけど?」
「何で荷物運びが、冒険者の仕事?」
「ん〜、細かい事は気にしない。」
「あんまり細かく無い様な・・・。」

半分騙された様な気になりつつ、アリッサは荷物運び
の仕事をした。
そして、報酬として、「ラワンシールド」をもらった。
(レベル1から装備出来る盾。ちなみに店では売って
無い非売品。取り引きは可能。)

「仕事の内容はともかく、報酬は冒険者らしいだろ?」
「ま、まあね・・・。」
「それじゃ、次はこっちね。」

アリッサは、ウルフに連れられて、今度は南サンドリア
に向かった。
そして、今度はエルヴァーンの女性から、西ロンフォール
で警備の仕事をしている夫に、薬を届ける様に頼まれる
と、ウルフの護衛付きで、初めて街の外に出た。
そして、おっかなびっくりで目的の人物に薬を届けると、
報酬をもらった。
今度の報酬は、「ブロンズサブリガ」であった。

「何か、ブルマみたい・・・。」
「う〜ん、まあ似て無くも無いけど。」

ブルマとちょっと違うのは、所々に鋲(びょう)で
金属板を止めて、補強してある点だろう。

「さて、装備ももらえたし、ぼちぼち戦う準備をしよう
か。」
「でも、まだ2つだけなんだけど。」
「心配無い。後の装備は私があげるよ。」
「わ〜、本当?」
「ああ、私に任せておきなって。」

ウルフは、手持ちのアイテムをいくつか取り出すと、
クリスタルを使用して、合成に入った。
ボンっと音がして、まず「ブロンズソード」が出来、
さらにそれを加工すると、「ワックスソード」に
なった。

「まず、武器はこれでよし。後はモグハウスで。」
「え、モグハウスって何?」
「あ、まだ借りてないのか。」

ウルフはアリッサを連れてモグハウスに向かうと、
手続きの方法を教えた。そして、自分のモグ金庫
から装備を取ってくると、アリッサに譲った。

「わ〜い、ありがと。」
「じゃあ、中で装備しといで。」
「ここじゃ駄目?」
「あんたは、こんな天下の往来で、若い娘が着替える
気か〜!?w」
(実際のゲームでは、みんなやってますが。)

アリッサは、ウルフに言われて、借りたばかりの
モグハウスで、ウルフにもらった装備に着替えた。
そして、モグハウスから出て来たのだが・・・。

「ねえ、ウルフ。」
「何?」
「これでも何か、十分恥ずかしいんだけど。」
「強いんだから、我慢しなさいw」

頭 ブロンズキャップ
片手剣 ワックスソード
盾 ラワンシールド
胴体 ブロンズハーネス(←これの事らしい)
脚 ブロンズサブリガ(←これもそうらしい)
足 エルヴFレデルセン

「なんか、やだなあ・・・。」
「外見を気にして、冒険者はつとまらないよ。」
「じゃあ、ウルフも同じ装備してよ。」
「却下(即答)。てか、私は白だから装備出来ん。」
「え、そうなの?」
「うん。では、いよいよ外へ狩りに出かけるかな。」
「はい、じゃあウルフよろしく〜。」
「オケ。そいじゃ、出発〜。」

周囲を気にしながら、アリッサは冒険者デビューを
(何とか)果たしたのだった。
向かうは西ロンフォールの森。
はてさて、一体どうなる事やら。



この記事にレスをつける時は、下のフォームに書きこんでください。
お名前
URL
メール
※SPAM対策のため、メールアドレスは入力しないようお願いします。
題名
メッセージ
パスワード
このツリーを一番上に持っていく

下のボックスにパスワードを入力すると、記事の修正及び削除が出来ます。
パスワード

Tree BBS by The Room