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- 未来の英雄 - じゅん [6/23(Mon) 1:48]
Re:未来の英雄 はじまりの時 - じゅん [6/23(Mon) 2:56]
Re[2]:未来の英雄 力を求めて 愚者 - じゅん [6/23(Mon) 3:46]
Re[3]:未来の英雄 力を求めて 隠者 - じゅん [6/23(Mon) 5:22]
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Re[8]:未来の英雄 力を求めて 世界 - じゅん [7/3(Thr) 6:40]
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Re[9]:未来の英雄 力を求めて 力 - じゅん [7/19(Sat) 2:32]
Re[10]:未来の英雄 力を求めて 逆位置力 - じゅん [7/19(Sat) 2:56]
Re[11]:未来の英雄 力を求めて 混沌 - じゅん [9/22(Mon) 1:38]
Re[12]:未来の英雄 力を求めて 混沌 2 - じゅん [9/22(Mon) 2:18]
Re[13]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 1 - じゅん [10/10(Fri) 12:18]
Re[13]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 1+ - じゅん [10/10(Fri) 12:46]
Re[13]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 1+ - じゅん [10/10(Fri) 13:04]
Re[14]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 2 - じゅん [12/8(Mon) 6:56]
Re[15]:未来の英雄 力を求めて 終焉 序章 3 - じゅん [12/8(Mon) 7:29]
Re[16]:未来の英雄 力を求めて 終焉 持たざる者 - じゅん [12/22(Mon) 4:12]
Re[17]:未来の英雄 力を求めて 終焉 それぞれの攻防 1 - じゅん [12/23(Tue) 1:15]
Re[18]:未来の英雄 力を求めて 終焉 それぞれの攻防 1ーβ - じゅん [1/27(Tue) 12:44]
Re[19]:未来の英雄 力を求めて 終焉 奪取 - じゅん [2/25(Wed) 7:33]
Re[20]:未来の英雄 力を求めて 終焉 再会 - じゅん [5/25(Tue) 5:52]
Re[21]:未来の英雄 力を求めて 終焉 それぞれの攻防 2 - じゅん [7/8(Thr) 10:48]
Re[22]:未来の英雄 力を求めて 終焉 光に染まる闇 - じゅん [9/23(Fri) 8:43]



Re[6]:未来の英雄 力を求めて 戦車
じゅん [Mail]
6/25(Wed) 1:26
二人の男が肩で息をしながら武器を構えなおす

「ラスト一本!!」
隻眼のヒューマー ヒロが叫ぶ

「こい!!」
フォーマーのジュンも叫び返す

ヒロが間合いを詰めてダブルセイバーを振り下ろす
同時にジュンもツインチャクラムを構え、前にでる
二人の体が交錯すると甲高い音が響く

互いに位置を入れ換え、間合いを計りなおす

ジュンの頬に一筋の傷が走っていた

ヒロの攻撃がわずかだがジュンの顔を掠めたのだ

「だいぶ勘を取り戻したようですね」
ジュンが全身で息をしながら言う

ヒロの左腕からは血が点々と滴り落ちる
ジュンの攻撃もヒロを掠めていたのだ

「そっちこそ、フォースにしておくのがおしいねぇ・・」
ヒロが間合いを取りながらつぶやく

ヒロが再び斬りかかる
ジュンは半歩横に移動して、ヒロの攻撃を受け流すと
無防備な後頭部に向って裏拳を叩き込む
ヒロの足が一瞬止まる
すかさずジュンは回し蹴りを放った
しかし、ヒロは怪我をしている左腕でジュンの蹴りを受け止め、そのままジュンの軸足を払う
ジュンが仰向けに倒れると
喉もとに、ダブルセイバーを突き付ける

「これで、俺の勝ちだな」
「ええ、そうですね・・本調子に戻ったようですね」

「・・・だがこれではまだまだだな・・・」
言いながらダブルセイバーを引き、倒れているジュンに手を差し出す
「ありがとうございます」
差し出された手をつかみ起き上がる

「しかし・・こうなると、もう私では特訓の相手はつとまりませんね」
ジュンが頬の傷を指でなぞりながら言う

「知り合いに、良いハンターが居るんだ。今度はそいつとでもやるさ・・・」
ヒロは左腕の傷にかまわず、VRルームから出て行こうとする

「まぁ、まずは傷の手当てをしましょう。詳しい話はその後で」

「・・・・・・そうだな・・」




二人がVRルームから出ると、ついさっき帰ってきたキラとファインがこちらに向ってくる

「おぉ、お嬢様お戻りになられましたか・・」
「よっ!キラちゃん・・て隣はだれだい?」

「始めまして、ファインといいます。実は・・」
ファインがここにきた理由を話そうとしたとき
「あれ?今日の特訓もう終わりなの?見たかったのになぁ・・・」
キラが残念とばかりにため息まじりで言う

「ええ、今日はもう終わりです。これから傷の手当てをしようと思っていた所です。ファイン殿も何かお話がありそうですから、また後ほどお会いしましょう。」
ジュンはヒロと共にメディカルルームへと足を運ぶ

「じゃー、お茶の時間になったらいつものところでねー」
キラが歩き出した二人に向っていう

「かしこまりました、ではまた」
ジュンが会釈をして、その場ををあとにする

「さーて、お茶の時間まで一時間ほどあるけど・・どうしよっか?」
キラが瞳を輝かせながらファインにたずねるが、もう頭の中はお茶の時間の事で一杯のようだ



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