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- ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」設定編 - DAI [6/15(Sun) 6:44]
Re:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第1話 - DAI [6/15(Sun) 7:04]
Re[2]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第2話 - DAI [6/16(Mon) 15:07]
Re[3]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第3話 - DAI [6/17(Tue) 15:54]
Re[4]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話の前に - DAI [6/18(Wed) 15:49]
Re[5]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 α編 - DAI [6/18(Wed) 19:19]
Re[6]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 β編 - DAI [6/19(Thr) 15:51]
Re[7]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 γ編 - DAI [6/20(Fri) 19:23]
Re[8]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第5話 - DAI [6/21(Sat) 13:02]
Re[9]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第6話 - DAI [6/23(Mon) 9:59]
Re[10]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第7話 - DAI [6/24(Tue) 9:54]
Re[11]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第8話 - DAI [6/25(Wed) 10:51]
Re[12]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第9話 - DAI [8/20(Wed) 17:36]
Re[13]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第10話 - DAI [10/1(Wed) 11:58]
Re[14]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」最終話 - DAI [10/1(Wed) 13:56]
Re[15]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」エピローグ・・・そして・・ - DAI [10/14(Tue) 11:10]
投稿者削除 - ---- [10/15(Wed) 14:16]



Re[11]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第8話
DAI [Mail]
6/25(Wed) 10:51
隊長はオルガ・フロウと戦いながらも総帥の言葉を思い出していた。

「オルガ・フロウ・・・・ですか?」

「ああ・・・知っているか?」

「いえ」

「かつて・・・まだラグオルに人が移住する前の話だ」

「そんなに前の話をしても私には理解できませんが・・・」

「まあ、そう言うな・・・この話はおまえにとっても少しは関係があることだ」

「私・・・がですか?」

「ああ・・・おまえだけで無く、このPSOレンジャーにも関係がある話だ」

総帥はそう言うと話を始めた。

「かつてこの星を見つけたパイオニア艦隊は移住を決意した・・・しかしこの惑星には凶暴な原生生物や異形の怪物が多く存在していた」

「そこで艦隊はこの惑星を調査する者を集めたんだ・・・それがハンターズだ」

「彼等は、ハンター・レンジャー・フォースという職種に別れていて任務遂行に関して最も最適な人選が可能だった」

「彼等は金の為、名誉の為、家族の為と様々な理由はあったが結果的にはラグオルを人の住める場所にしてくれた存在だった」

「・・・・・・もしやPSOレンジャーは・・・」

「そうだハンターズはPSOレンジャーの前身だ」

「今ではほとんど存在しなくなったが、私はおまえ達の中にハンターズのだった者達の誇りを受け継いでいると思っている」

「・・・総帥」

「どんな強敵が現れても、決して諦めるな・・・相手が神でもない限り必ず勝てる!」



「そう・・・・決して諦めない・・・・総帥の為に・・そしてラグオルの為に!」

「PBオーバードライブ!!」

隊長が叫ぶと同時に体が光を放ち始めた。

「ハイパーモード!!」

隊長の体は発した光を吸収し、黄金の体に変化した。

「はあぁぁぁぁぁーーーーー!!」

「セイント・アンド・ダークネス!!」

両手に光が集まり、とてつもないエネルギーが凝縮していった。

その時、オルガ・フロウが隊長に向かって突進してきた。

「!!・・・ならば!!」

隊長はオルガ・フロウの突進を止めると言った。

「俺と共に逝くか・・・・」

それと同時に蓄えられたエネルギーを開放した。

一瞬、辺りが真っ白になった。
そしてすさまじい轟音と爆風が辺り一面を駆け巡った。
その中心には巨大なクレーターが出来ており、二体の存在はどこにも無かった。



その頃、白を除く他の隊員達は自分との戦いに勝利していた。

「昔から偽者は弱いって言うけど、本当だったな」

「過去のデータから作成しているようなので当然でしょうね」

「さあ!白を助けに行こうぜ!!」

「残念だがそれは出来ん」

「!!・・・誰だ?」

「くくく・・・随分と眠っていたからな・・・どれ・・・少し動いて見るか・・・」

その瞬間・・・一筋の風が全員の横をかすめた・・・と同時に青、紫、ピンクが力無く倒れた。

「どうしたんだ?・・・!!」

三人からはかなりの出血が確認できた。

「くくく・・・少し手元が狂ったな・・・本来なら二つに分断していた所だ」

それは巨大な鎌を持ったアンドロイドだった。

「き・・・き・・・きっさまあぁぁぁーーーーーー!!!」

赤が相手に殴り掛かろうと前に出た瞬間、そいつは赤の前にいた。

「なっ!?」

「遅い!」

すかさず鎌を振りぬく。

赤も咄嗟に回避したが・・・・足元に何かが落ちた。
それは自分の腕であった・・・・それを見た時、赤は他の隊員に言った。

「みんな・・・三人を頼む・・・・こいつは俺がやる!」

「ほう・・・おまえが一人で俺に挑む気か?」

「ああ・・・そうだ!!」

「そういうのを無謀っていうんだぜ」

「無謀かどうかはやらなきゃわからんぜ!!」

「ふん・・・ただの馬鹿だな」

「早く三人を!!」

「わ・・わかった!!」

他の隊員達は倒れた三人を抱えて通路の奥へ消えて行った。

「へへ・・・これでようやく思いっきり暴れられるぜ」

「ふん・・・俺の一太刀も避けられん奴がなにを言うかと思えば・・・」

「別に避ける気も無かったからな」

「何?」

「俺もみんなに隠し事があったんだよな・・・」

そう言うと切断された腕を見た・・・そして・・・

「メタモルフォーゼ!!」

すると切られた腕が分子レベルで再生した。

「な!・・・馬鹿な!!」

「俺がDarkに似てるのは俺が奴を元に作られた試作型だからだ」

そして赤自体も形状を変化し、それの呼応するかのようにマグも形を変化させた。

鋭い爪、血のような赤い目、そして横に広がり羽状になったマグ・・・
それはまるで"悪魔”のような容姿であった。

「さあ・・・第2ラウンド開始だ・・・」

赤は先程と比べ物にならない速さでアンドロイドに向かって行った。

つづく



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