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- ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」設定編 - DAI [6/15(Sun) 6:44]
Re:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第1話 - DAI [6/15(Sun) 7:04]
Re[2]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第2話 - DAI [6/16(Mon) 15:07]
Re[3]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第3話 - DAI [6/17(Tue) 15:54]
Re[4]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話の前に - DAI [6/18(Wed) 15:49]
Re[5]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 α編 - DAI [6/18(Wed) 19:19]
Re[6]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 β編 - DAI [6/19(Thr) 15:51]
Re[7]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 γ編 - DAI [6/20(Fri) 19:23]
Re[8]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第5話 - DAI [6/21(Sat) 13:02]
Re[9]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第6話 - DAI [6/23(Mon) 9:59]
Re[10]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第7話 - DAI [6/24(Tue) 9:54]
Re[11]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第8話 - DAI [6/25(Wed) 10:51]
Re[12]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第9話 - DAI [8/20(Wed) 17:36]
Re[13]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第10話 - DAI [10/1(Wed) 11:58]
Re[14]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」最終話 - DAI [10/1(Wed) 13:56]
Re[15]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」エピローグ・・・そして・・ - DAI [10/14(Tue) 11:10]
投稿者削除 - ---- [10/15(Wed) 14:16]



Re[9]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第6話
DAI [Mail]
6/23(Mon) 9:59
再び施設内に警報が鳴り響く。

「どうした?」

「だ・・第13格納室に異常発生!」

「あそこはもう稼動していないはずだぞ」

「し・・しかし、この反応は・・・」

所員達はありえない反応に困惑していた。

「いったい何が起きている?」

「重力係数が異常数値を出しています」

「な・・何!」

そのすぐ後・・すべての計器が使用不能になった。



「そうか・・・・」

隊長は連絡を聞き、状況を説明した。

「現在、第13格納室跡で異常が発生しているらしい」

「Darkか?」

「いや、わからない」

「もし、奴だったら必ず倒す!!」

赤はすでにDarkとの戦いを考えていた。

「ともかく出動だ・・・白は待機だ」

「え・・・どうしてですか?」

「まだ怪我が完治していない」

「それだけが理由ですか?」

「ああ、そうだ」

「了解・・・しました」

「・・・行くぞ!」

「了解!」

PSOレンジャーが部屋から出て行った・・・・白を残して・・・



第13格納室跡・・・・先程までDarkが眠っていた場所である。
ここで再び眠りから覚めた者がいた。

「着いたが・・・異常は無いようだが・・・」

「システムの誤作動か?」

「しかし・・・全システムが誤作動など・・・」

PSOレンジャーが辺りを奥に進むと感覚に優れたオレンジが気配を感じた。

「誰だ!!」

「よう・・・待ってたぜ」

そこには一人の人物がいた。

赤く邪悪な目、血を思わせる真っ赤な髪、そして炎を纏っているかのような赤い服を着た人物だった。

「誰だ!おまえは!」

「誰だって?・・・おいおい随分と薄情だな・・ついさっき泣かせたくせによ」

「泣かせた・・・・!」

「ま・・まさか・・おまえは!」

「そうだよ!俺はリューネだよ!」

「な・・・・」

全員が信じられなかった。
あれが・・・あのリューネなのか?と

「まあ・・あいつは不完全だったしな・・しかし俺が出てきたからにはプログラムを実行する」

「プログラム?・・・だと」

「そうだ!ラグオルから人間を消去する!」

「な・・なに!」

「くくく・・・おもしろいだろ?」

「そんなこと・・・させるかーーー!」

赤が"リューネ”に向かって行こうとしたが・・・

「赤?どうした?」

「な・・なんだこれは?・・・体が重い・・・」

そう言うと赤は地面に倒れてしまった。

「赤!」

それと同時に他の者にも異常なことが起きた。

「ぐわっ」

「な・・なんだ?」

「体が・・・・重い・・・」

「くっ」

「一体何が?」

一同の疑問に"リューネ”が答えた。

「俺の力さ」

「何!」

「俺の能力は重力制御だ・・・今は邪魔されたくないんでね・・そこで暫く倒れてな」

そう言うと"リューネ”は宙に浮き、上昇を始めた。

「ま・・待て」

「じゃあな」

"リューネ”の速度はまたたく間の加速し、次の瞬間には姿は見えなくなっていた。

それと同時に全員の異常重力が停止した。

「も・・元に戻ったか・・・」

「ああ・・」

「手も足も出なかった・・・」

「まさかあれがリューネとはな・・・」

「白になんて言えばいいんだ・・・」

全員が暗い気持ちでいると、緑が言った。

「まだ希望はあります」

全員が緑の方を向いた。

「先程、ナノサイズの発信機内臓の接着弾を命中させましたのでシステムが回復すれば追尾ができます」

「あの重力下でか?」

「あの異常重力はわたくし達のみをを限定して行われたもののようです・・ですから弾丸は影響はありませんでした」

「そうか・・・よくやってくれた」

「ありがとうございます」

「とりあえず、作戦会議室へ行くぞ・・対策を考えねばな」

「了解」

PSOレンジャーは対策を考える為、作戦会議室へ移動した。



数分後・・・

作戦会議室のドアを開けると中に一つの人影が見えた。

それは白だった。

「白!もう怪我はいいのか?」

「ええ、私は他の人より回復が早いから・・・」

たしかに白の背中の火傷は完全に回復しており、元の白い肌に戻っていた。

「白・・・」

「リューネのことですね」

「!・・・なぜそれを?」

隊長より先に白から出た言葉にみんなが驚きの表情を見せた。

「実は私・・・見たんです・・リューネが変わる所・・・」

「なぜ私に報告しなかった?」

「だって・・・言えるわけないじゃないですか・・・リューネが・・・・あんなになるなんて・・・」

「まあ、たしかにな」

「しかし彼女の目的が判った以上、阻止せねばならん」

「目的?」

「ああ・・ラグオルの人間を消去すると言っていた」

「!!」

「彼女の場所はシステムが回復次第、追尾出来る・・・」

「隊長!!」

突然、白が叫んだ。

「なんだ?白?」

「あまりに無茶なのは承知で言います!リューネを助けさせてください!」

「彼女はもうあの"リューネ”では無いかもしれんぞ」

「それでも・・・助けたいんです」

「出来ない場合は?」

「私がこの手で・・・・・」

「・・・・わかった」

「!!・・ありがとうございます」

「では作戦名を決める・・・作戦名は・・・リューネ救出作戦だ!」

「了解!」

「さっそく準備を始める・・・作戦開始だ!!」

ついに作戦が開始された・・・はたしてリューネの運命は?
そして作戦は成功するのか?      つづく



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