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- ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」設定編 - DAI [6/15(Sun) 6:44]
Re:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第1話 - DAI [6/15(Sun) 7:04]
Re[2]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第2話 - DAI [6/16(Mon) 15:07]
Re[3]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第3話 - DAI [6/17(Tue) 15:54]
Re[4]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話の前に - DAI [6/18(Wed) 15:49]
Re[5]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 α編 - DAI [6/18(Wed) 19:19]
Re[6]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 β編 - DAI [6/19(Thr) 15:51]
Re[7]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 γ編 - DAI [6/20(Fri) 19:23]
Re[8]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第5話 - DAI [6/21(Sat) 13:02]
Re[9]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第6話 - DAI [6/23(Mon) 9:59]
Re[10]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第7話 - DAI [6/24(Tue) 9:54]
Re[11]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第8話 - DAI [6/25(Wed) 10:51]
Re[12]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第9話 - DAI [8/20(Wed) 17:36]
Re[13]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第10話 - DAI [10/1(Wed) 11:58]
Re[14]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」最終話 - DAI [10/1(Wed) 13:56]
Re[15]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」エピローグ・・・そして・・ - DAI [10/14(Tue) 11:10]
投稿者削除 - ---- [10/15(Wed) 14:16]



Re[3]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第3話
DAI [Mail]
6/17(Tue) 15:54
あれから数日・・・

検査の結果、リューネの身体に異常は見られなかった。
しかし精神的なショックがあったのか、自分の名前以外の記憶を失っていた。

けれど性格だろうか、彼女は少しずつ持ち前の明るさと元気を取り戻していった。

リューネは特に白になついており、彼女の後ろについて施設内を歩いている。
白も妹が出来たかのようにとても喜んでいた。
他の所員達も彼女を暖かく見守っていた。
ただ一人、隊長を除いて・・・


「どうした?黄色?」

「総帥・・」

総帥が監視モニターの部屋に入ってきた。
隊長を”黄色”と呼べるのは総帥しかいない為、黄色は見るまでも無く総帥だと気付いた。

「まだ彼女を疑っているのか?」

総帥が尋ねると

「現在、判断を保留しています」

と黄色は答えた。

「彼女の身体には異常は無かったのだろ?」

「そこも気になるますが私としてはあの場所にいたことに疑問があります」

「あの場所?」

「はい、あの場所は普通の市民が入れる場所ではありません」

「たしかにな・・・・よし!では試してみるか?」

「なにか策が?」

「ああ」

そう言うと総帥は白を除くPSOレンジャーに集合命令を出した。


2時間後・・・・

作戦指令室にPSOレンジャー全員が集合していた。 白を除いて・・・

「なんかそういうのは気にいらねえ」

全身が赤いアンドロイドが抗議する。

「まあ そう言うな。あくまでも念の為だ」

総帥がなんとかなだめる。

「少しでもおかしな動きがあったら連絡してくれ」

「了解」

総帥が言うと全員が同時に返事をした。


少しして・・部屋のドアが開いた。

「遅くなりました」

と白が入ってきた。 そしてその後にリューネが少し怖がりながらも入ってきた。

「やあ よくきたね」

「・・・・・」

総帥が声を掛けるがリューネは怖がり、白のうしろに隠れてしまった。

総帥は笑いながら言った。

「怖がることは無いよ。私達は君と話がしたくてね、ここに来て貰ったんだ」

リューネは白のうしろでちらちらと回りを見ている。

「それに白の仲間も紹介しないとな」

「白姉ちゃんの・・仲間?」

そう言うとリューネは少し顔を出して更に回りを見た。

「まず、私はR.O.Dだ。一応この中で一番偉いぞ」

「前にも言ったがYELLOWBOZEだ」

総帥達は自己紹介を始めた。

「わたくし、VIRIDIAと申します」
緑のアンドロイドが丁寧に深々とお辞儀をした。リューネもつられてお辞儀をしてしまった。

「GREENNILL・・・」
ベレー帽を被った女性がぽつりといった。

「私はSKYLY
今度は青いアンドロイドが挨拶した。

「ふっ・・BLUEFULL」
青い服を着た男がちょっとキザ風に言った。

「私はPURPLENUM。よろしく美しいお嬢さん」
紫の男が紳士のような挨拶をした。

「わたちはーPINKALだっきゅ〜」
ピンクの女性?は、まるでリューネより子供っぽく挨拶した。

「俺は突撃隊長(自称)のREDRIAだ!!」
赤いアンドロイドが突然叫んだ為、リューネがびっくりしてしまった。

「オッス!オラORAN!」
オレンジの子供が元気よく挨拶した。

「最後の私、WHITILLよ」
白が言うとリューネはニコッと笑った。

「さあ今度は君の紹介を聞きたいな」

総帥が言うとリューネは白の前に出てきた。どうやら安心したらしい。

そして・・

「リューネです!よろしく!」

と元気に自己紹介をした。
もっとも名前しか記憶が無いので紹介が出来ないのだが・・

それから1時間ほどPSOレンジャーはリューネと雑談していた。
話をしている内にリューネも不安が消え、他の人と話をしたり、VIRIDIAの作ったお菓子をおいしそうに食べていた。

するとリューネが
「ねえ、白姉ちゃん。ここに来る時お花がいっぱいあったけどあれ何?」

と白に尋ねた。

「ああ、あれはプラントよ。見に行く?」

そう言うとリューネは大きく首を縦に振った。

「総帥」

「ああ、かまわんよ。リューネ君 またおいで」

リューネはウン!とうなずき手を振りながら白と共に部屋を出て行った。

「もし気付いたことがあれば後で報告してくれ」

「了解」

そう言って総帥は部屋を出た。


白とリューネはプラントに向かっていた。
リューネは白のわずか前を嬉しそうに歩いていた。

とその時、リューネの足がピタッと停止した。

「どうしたの?リューネ」

白の言葉にも全く反応しない・・

「リューネ!」

大きな声にも全く反応しない、目は虚ろになりながらも宙を見つめている。 そして・・

「来る」

「え?」

リューネの言葉を理解出来なかったので聞き直そうとした瞬間!

どおぉぉぉーーーーーーーーん

激しい爆発音と共に施設が激しく揺れた。

その揺れで白とリューネは壁に叩きつけられ気絶してしまった。



地下第3格納庫
先ほどの爆発はここで発生していた。
あたりは爆発で吹き飛び、壁には人が楽々通過できるほどの穴が開いていた。
すでに所員達が現場におり、消化作業を行っていた。

その時・・・

その穴の奥から音が聞こえた。

人が歩く音 

テンポを崩さない一定のリズムで歩く音が近づいてくる。

所員達の作業は止まり、皆 穴の奥を見ていた。

次第に穴に僅かに入っている光で音の主が姿を表し始めた。

それは女性だった。

整った顔、見事なスタイル、町を歩けば誰もが振り返るであろう美しい女性だった。

所員達が不思議そうに見ていると女性はこう言った。

「こーんばーんわw」

みんなが言葉を理解するより早く所員の一人の頭が撃ち抜かれた。

その女性は機械のように正確に、そして口元の笑みを浮かべながら所員の頭を撃ち抜いていった。

時間にして5秒足らずで10人の頭を同じ位置、角度で撃ち抜いていた。

「んふ・・・んふふふ・・・」

女性は笑いながら言った。

「さあ!始めるわよw」

そう言うと穴から無数の戦闘アンドロイドの駆動音が聞こえてきた。



時同じく、第13格納室
入り口には厳重に封印がされてある”開かずの間”である。
その中の”奴”は決して動かないようになっているはず・・・・・だがまるでこの機会を待っていたかのように極僅かにだが動き出していた。

つづく                             







































 



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