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- ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」設定編 - DAI [6/15(Sun) 6:44]
Re:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第1話 - DAI [6/15(Sun) 7:04]
Re[2]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第2話 - DAI [6/16(Mon) 15:07]
Re[3]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第3話 - DAI [6/17(Tue) 15:54]
Re[4]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話の前に - DAI [6/18(Wed) 15:49]
Re[5]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 α編 - DAI [6/18(Wed) 19:19]
Re[6]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 β編 - DAI [6/19(Thr) 15:51]
Re[7]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第4話 γ編 - DAI [6/20(Fri) 19:23]
Re[8]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第5話 - DAI [6/21(Sat) 13:02]
Re[9]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第6話 - DAI [6/23(Mon) 9:59]
Re[10]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第7話 - DAI [6/24(Tue) 9:54]
Re[11]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第8話 - DAI [6/25(Wed) 10:51]
Re[12]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第9話 - DAI [8/20(Wed) 17:36]
Re[13]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第10話 - DAI [10/1(Wed) 11:58]
Re[14]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」最終話 - DAI [10/1(Wed) 13:56]
Re[15]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」エピローグ・・・そして・・ - DAI [10/14(Tue) 11:10]
投稿者削除 - ---- [10/15(Wed) 14:16]



Re[2]:ID戦隊PSOレンジャー外伝「運命の少女」第2話
DAI [Mail]
6/16(Mon) 15:07
PSOレンジャー総司令室(所在は不明)
その部屋でもひときわ大きい椅子に一人の男が座っていた。

「報告は以上です。これより帰還します。」

隊長の黄色が戦闘の報告を行っていた。

「了解した。ご苦労だったな」

「いえ、任務ですから」

黄色が通信を切った後、男は椅子に深々と腰掛け「ふー」と小さなため息をついた。

その男の名は、PSOレンジャー総帥 R.O.D (本名不明)

彼はかつて敵から”Return of DIE”と呼ばれていた。すなわち・・
敵が彼に出会ったら「撤退をするか」?「死を覚悟するか」?という所から彼の名が付いた。
それほど彼は、強かったのである。

「最近、”奴等”の行動が活発になって来ている・・・いったい何を企んでいる?」

一線を退いた彼は、その後も過去の功績からいろいろな場所からスカウトが来たがすべて断っていた。
しかしその彼がこのPSOレンジャー総帥の役職についたのは”奴等”の話を聞いたからである。

ここで説明して置こう・・”奴等”とは銀河犯罪組織 BF団である。
この組織はあらゆる犯罪の裏で糸を引いている巨大な組織で軍内部にも協力者がいると言われている。
しかしこの組織はかつてR.O.D達の活躍で一度壊滅したのだ。

だがその組織は新たなボスの元復活したのだ。
こちらも調査したがボスの素性はまったく不明だった・・ただ名前だけは判明した。
彼女?の名は、「サムス」 サムス・アランと言うらしい。
この名を聞いた時、R.O.Dは一瞬顔が驚きの表情を見せた。
そしてこの仕事を承諾したのである。

「まさか・・彼女か?・・・いや・・しかし・・」
R.O.Dはまさか彼女であるはずが無い・・たまたま同姓同名なだけだ・・と自分を説得した。
しかしこの後、彼は悪いことほど良く当たることを思い知ることとなる。

「そういえば助けた子供はどうした?」
R.O.Dの質問にオペレーターの一人が答えた。

「意識が回復したそうです」


PSOレンジャー緊急医療施設 特殊病棟301号室
ここに先ほどの少女が運ばれていた。

「う、う〜ん」

少女はゆっくりとまぶたを開けた。
しばらくぼーっとしたから天上が見慣れない光景であることに気付いた。

「え?」

あわてて起きて、辺りを見回すが自分が知っているものは何もなかった。

「ここ何処?」 

そう疑問を口にした時、不意に病室のドアが開いた。

少女はびっくりしていたが入ってきた人(?)は気にもせずに話をした。

「私はID戦隊PSOレンジャー隊長 YELLOWBOZE さっそくだが聞きたいことがある。なぜあの場所にいた?」

このアンドロイドの言葉に最初は目を丸くしていたが、段々と顔が歪み目に涙が溢れてきた。その顔は明らかに恐怖を感じていた。

「質問に答えて欲しいのだが・・?」

だが少女は涙を流しながらうつむいたまま黙ってしまった。

そんな時、隊長の後ろから一人の女性が出てきた。

「駄目ですよ隊長、子供を泣かしちゃ」

髪も肌も、そして服まで白い女性が隊長に少し怒った口調で言った。

「私は話を聞きに来ただけだ。この子が泣く理由は存在しない」

「この子、隊長が怖いんですよ」
と言うと女性は少女も目線に合わせて腰掛けた。

「こんにちわ」

女性の声に泣いていた少女が少し顔を上げる。

「私はWHITILL、白って呼んでね」
と笑って話掛けた。

すると少女は
「白・・姉ちゃん・・・?」
と細い声で言った。

「そうよ」
と白が笑い掛けると少女の涙が止まりようやく安心したのか笑みを浮かべた。

「あなたのお名前は?」

白が尋ねると少女は

「リューネ」

と答えた。

「そう、いい名前ね」

そう白が言うとリューネは満面の笑みを見せた。

しかしこの時、運命の歯車はリューネという少女を中心に回りだしていた。

つづく 
  



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